早稲田はアローレに6発快勝 後半加速、次々と加点
写真:早大は山田(中央)の3得点などでアローレに快勝。
MATCH REPORT後藤 勝
<東京1部:早大ア式FC 6-3 アローレ>
得点力向上への取り組みが成果に
優勝、ベスト3入りを目指す上位対決は早稲田大学ア式蹴球部FCの大勝に終わった。関東以上のカテゴリーへの進出を目標としているアローレ八王子との激闘は1-1で前半を終えて後半へと折り返したが、終わってみれば6-3。上位の他クラブと比べて消化試合数が1少なかった早稲田としてはほっとするような勝ち点3を得て3位へと浮上した。
開始から10分間はどちらのものでもない互角の展開。前半15分にMF今西が左から中へと切れ込んで撃った、いかにもウイングらしいシュートで早稲田が先制したが、前半47分にアローレも長谷川が同点ゴール。
後半も2分に早稲田のMF山田が勝ち越しゴールを決めるとすぐさまアローレが逆襲し、2分後にMF可児のフリーキックにFW大塚が頭から飛び込んで同点。互いに譲らない白熱した展開で2-2となったところから、一気に早稲田が3得点を挙げて勝負を決めた。終盤に加えた1点を含め、計6得点は早稲田としては異例とも言えるゴール数だった。
この日キャプテンを務めたMF増川は振り返った。「練習から自分たちの得点力不足を課題として挙げている。そこを突き詰めようと日々練習をしているが、誰ひとりとしてこの1週間、取り組みが緩かったメンバーはいないと思う。そこの突き詰めが後半大量得点の要因ではないか」
「(サイドに起点を作って崩す形もよかったのでは?)そこはコーチの小澤(雄希)さんから準備の質を上げようという話があり、各々がそこの準備の段階でサボっていないからこそ、ああやっていい形で前進出来るシーンが多く、いいゲームが出来たのではないかと思う」
練習機会が多い大学サッカー部の利点を活かし、フィジカルで優位に立つだけでなく、戦術的にもやるべきことを徹底した早稲田。この大勝劇は必然であったのかもしれない。しかし大量得点に隠れて3失点したことはいただけない。得失点差で見れば3-0の勝利と変わりない結果になってしまった。これは明確に反省が必要な材料だった。
「ゴール前の守備で身体を張るところとか、先に自分たちがちゃんとポジションに戻って前向きにアタックできる状態をつくることに関してはまだまだ課題だなと思う。そこは1週間、来週の練習で積み上げて、次節でさらにいい結果を出していきたい。勝って反省出来るのはいいこと」(増川)
4位のアローレや5位の東京蹴球団よりも1試合消化試合数が少ない状態で3位に入り、まずは一安心という星勘定だが、厳しい都リーグ1部では最後まで何が起こるかわからない。より成長しなければいけない、若いチームであることを前提に「まだまだここから全勝でいかないといけないチーム。全員でやっていきたいと思っている」と、増川は次節の東京ユナイテッドFC+Plus戦に向けて気を引き締めていた。
【後藤勝】
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