早大、10人の劣勢なんの 攻めの勢い衰えず
写真:前半に先制ゴールを奪った早大の瀧澤。
東京1部東京海上 1-3 早大ア式FC
東京海上に3-1で快勝
序盤を過ぎたあたりから主導権を握り、22分に左サイドから今西、谷岡、最後は瀧澤がダイレクトで合わせて先制。早稲田らしいスピードに乗った好連係から早くも先手を奪った。ここから2点目を奪いにいくはずが、30分に自陣ゴール前で混戦。敵のヘディングシュートがゴールに吸い込まれそうになると、谷口が苦し紛れに手でボールを払いのけてかき出したが、この違反行為はあっけなく主審の御用となり、谷口は退場、PK献上、同点に追いつかれた。
「1-1に追いつかれたとしても、そこから11人で戦うのか、10人で戦うのかでは状況が違う。判断としては良くなかったと思う。でも、彼もチームを勝たせたいという強い気持ちでやったので、みんなで谷口のいない分まで頑張ろうと」。MF青柳はそう言い、チームは結束した。
戦術的には前からのプレスをセーブし、守備の人数は変えずに引き気味に構えてカウンター。「うまくはまったか?」との問いに、青柳は「はい」ときっぱり答えた。「相手は点を取るために前に人数をかけてきたので、自分たちのカウンターもどんどん行けるようになった。いい戦い方ができた」と充実感を漂わせていた。
1-1の後半、人数がひとり少ないことを全く感じさせなかった。というのも、早稲田の選手は個の力で東京海上のプレスを1人、2人とドリブルではがせる。その時点で数的不利から優位に状況を転換し、攻撃を展開。迅速に突き進み、敵陣でも自信を持って1対1を仕掛けてかわし、そして最後はシュートを枠内に飛ばすクオリティまで兼ね備えている。51分に谷岡の強烈なミドルがポストを叩いたが、それを山田が押し込み2-1。さらに、84分にも青柳のシュートの跳ね返りを再び山田が詰めて3点目。劣勢の状況を自慢の攻撃で快勝に変えてみせた。
この日は他の上位陣が引き分けたことでチームは首位に浮上。青柳は「もちろん優勝、1位を目指すし、より良い状態で関東参入戦に臨みたい。攻撃の完成度を高めると共に守備も突き詰めながら」。残り3戦に向け、歩みを止めることはない。
東京都社会人サッカーリーグ1部
