東京2部 シュワーボが城北破る 無敗同士
写真:後半に決定的な3点目を決めるシュワーボの小畑。
東京2部1Bシュワーボ 3-1 スペリオ城北
東京2部1ブロックは18日、北区・赤羽スポーツの森公園競技場で開幕3連勝のスペリオ城北、2勝1分けのシュワーボ東京による無敗同士の一戦が行われ、シュワーボが3-1で勝利。開幕からの無敗を維持した。敗れた城北は4戦目で初黒星。
序盤アクシデントも3発 守から攻「鋭く」
開始5分過ぎ、ロングスローの競り合いでシュワーボはFW栗原が負傷退場。いきなり攻撃の柱を失うアクシデントに見舞われ、戦術、メンタルにおいて少なからず影響が出たのか。序盤を過ぎると、城北が主導権を握り、攻め込んだ。
ベテランのFW河本が中盤の組み立てに参加し、ボールを散らし、サイドから崩しにかかる。城北得意のパターンを構築し、クロスに吉田が飛び込む、後方から岩上が加勢してシュートを放つ。ただし、いずれもピンポイントやダイレクトといった精度が伴わず、シュワーボのブロックに跳ね返されるなど得点を奪うには至らない。
耐えたシュワーボも得意な形を披露。こちらは見事にゴールにつなげた。38分、ゴールキックで一気に敵陣に入り、競り合いのこぼれ球を拾って、西光寺がシンプルに裏を突く。左サイドをえぐった稲田のクロスを長身のFW秦がヘッドで叩き込んだ。
後半も両者の持ち味が随所に発揮されたが、城北のつなぎを遮ったシュワーボが先に加点。53分、敵陣右サイドで髙橋がインターセプトし、そのままクロス。中央で渡邊が右足を振り抜く寸前に相手のファウルで妨害されてPKを獲得。これを大竹が決めて2-0とした。
追いかける城北も66分、岩上が右足で放り込んだCKが直接ゴールに決まって1点差に迫ると、そこから攻撃が加速。ゲームはどちらに転がるかわからなかったが、残り5分を切って再びシュワーボが突き放す。75分、敵陣で相手のショートパスをつぶしにかかり、奪って素早くショートカウンター。大竹のラストパスを小畑が右足で蹴り込み、試合を決定づける3点目。
シュワーボが城北のわずかなズレ、判断ミスを確実に突き、そしてゴールにつなげ、開幕からの通算成績を3勝1分けとした。城北は初黒星で3勝1敗。
東京都社会人サッカーリーグ2部