関東リーグ表彰式 優勝のVONDS ベスト11ら登壇
写真:関東1部ベストイレブンに選ばれた選手たち。
関東サッカーリーグの年間表彰式が17日、都内のホテルで行われ、優勝チーム、ベストイレブンらが表彰された。冒頭のあいさつでは浜中利夫理事長が体調不良で欠席のため、佐野元康副理事長がメッセージを代読。21年にCriacao Shinjuku、22年にブリオベッカ浦安、今年は栃木シティと3年連続で関東リーグからJFLへ昇格チームを送り出した快挙について触れ、「全国に関東リーグのレベルの高さを示すことができた。来季はさらに厳しいリーグになることが予想されるが、さらなる魅力のあるリーグに、また全国9地域リーグのトップに君臨できるように取り組んでいきたい」などと伝えた。
表彰式では今季の1部リーグを4年ぶりに制したVONDS市原、2位の栃木シティ、3位の東京ユナイテッドの上位3チームに表彰状とトロフィーが授与され、個人表彰では得点王に輝いた山村佑樹(12点/栃木)、アシスト王に輝いた田中パウロ淳一(15アシスト/栃木)にそれぞれ記念のトロフィーが贈られた。また、優勝のVONDS市原から主将のDF渡辺広大など最多5人が選出されたベストイレブンには、それぞれ名前が刻まれた表彰楯が手渡された。
優勝チームを代表してVONDS市原の布啓一郎監督(62)があいさつに立ち、「関東1部はどこのチームも優勝する力があるリーグで、一度リズムを崩すと下の順位になってしまう。一戦一戦、真剣勝負を戦わせてもらい、選手たち、指導者である私たちも成長させてもらった」と感謝を伝えた。また監督自身は今季限りでの退任が決まっており、「VONDSは来年これまでコーチをやってくれていた伊澤篤(37)が新監督となり、若返りをはかってもう一度JFLにチャレンジしていく」と述べた。
2部リーグも同様にチーム、個人表彰が行われ、2017年以来となる1部復帰を果たした優勝のエリース、そのエリースから得点王の松岡ジョナタンら最多の7人が選出されたベストイレブンらに表彰状や記念品などが授与された。
来季の関東リーグは1部の栃木シティがJFLに昇格を果たし、2部最下位のアイデンティみらいが茨城県リーグに降格。2チームが抜けた枠に都県リーグからFC N.(東京)とCOEDO KAWAGOE(埼玉)の新たな昇格2チームを加え、1部、2部各10チームのリーグ編成で来年4月に開幕を迎える。
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