TOKYO FOOTBALL

写真:木内 達也 [エリース豊島FC]

エリースで整えた
Jへの備え

木内 達也 [エリース豊島FC]

 

「もう若くない」24歳のJデビュー

「Jリーグに行くという意味ではもう若くないですし、現役という意味でも、多分残された時間はそんなに長くなく、限られていると思います。だからこそ覚悟を決めて、1年目から短い時間で結果を出すために取り組んでいきたいと思っています」

インタビュー写真:木内達也

大卒プラス社会人での1年を加え、来年の4月7日には24歳の誕生日を迎える。当然、即戦力でなければいけないという自覚は強い。木内は国内最高峰のJ1だけでなく、次のフィールドであるJ3も観戦して自分が加わった場合の試合をイメージし、来たるべき日に備えてきた。

「1年間地域リーグでプレーしていた自分に足りないところがあるのは事実だと思います。もちろんそこでの積み重ねはありますが、またイチから力をしっかりとつけて、チームメイトや先輩方に学びながら試合に出られるように頑張りたいです」

金鍾成監督や林健太郎監督が率いてきた直近の5シーズン、信念を持って土台を構築し、ボールを握って丁寧にサッカーをするという鳥取のやり方はもちろん把握している。その魅力的なサッカーによって選手個々が成長し、さらなるステップアップを志すという立ち位置のクラブであることもわかっている。しかし木内は一足飛びに上位カテゴリーへの飛躍を考えることなく、まずはいまいるカテゴリーで全力を発揮することを念頭に置いている。

「監督がやりたいことと、そのチームでやらなければいけないことがある。そこで自分の役割を見つけて、自分の良さがチームのプラスになるように、ほかの選手ともしっかりコミュニケーションをとりながらやっていきたい」

ボールを蹴り始めた小学1年生から数えて17年を経て、ようやくたどり着いたJの世界。「いま振り返ればあっという間ですけど、かなり長い時間サッカーを続けてきて、ずっと目標としていたプロでプレーさせていただくことはすごく嬉しい」と、感慨もひとしおだ。現代フットボールのトレンドも鑑み、最終的にめざすは日本代表MF佐野海舟のように、ボールを奪ったあと自ら持ち上がりフィニッシュに加わるパワフルな万能のボランチ。エリースを入口として社会人サッカーの世界に飛び込んだことで、木内は自ら可能性の扉をこじ開けた。

(了)

インタビュー写真:木内達也

木内 達也

茨城県出身 23歳。鹿島アントラーズユース出身。明治大学体育会サッカー部から2025年に関東サッカーリーグ1部のエリース豊島FCに加入。社会人として働きながら、チームではキャプテンを務め全18試合に出場。ボランチで攻守に活躍し、チームの1部残留に貢献。シーズン終了後にJ3・ガイナーレ鳥取への完全移籍が発表された。身長178cm、体重72kg。

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