FW蓮川、弟・壮大も見守るなか強烈シュート
ゴールを狙う三菱UFJ銀行のFW蓮川。(写真:小林渓太)
MATCH REPORT後藤 勝
<東京カップ1次戦決勝:CERVEZA 0-0(PK 2-4)三菱UFJ銀行>
Jリーグ・清水エスパルスに所属する実弟、蓮川壮大も見守るなか、三菱UFJ銀行のFW蓮川が前後半にそれぞれこの試合で最高のシュートを見せつけた。劣勢だった前半12分、背後に抜けて撃ち、惜しくも相手GK岩井の手に当たりクロスバー行きとなった一発。さらに後半30分、MF上田からのクロスを頭で叩いた一撃。いずれも好天のスタンドに詰めかけた観衆をどよめかせるに十分だった。
「緊張した。家族が試合を観に来るのは大学の時以来。弟の壮大も来ていて恥ずかしい試合は出来ないと思っていた」と、蓮川。この日の朝に弟から「頑張ってくれ」というメッセージが入っていたことも力になったという。家族の支えを力に、強烈なフィニッシュで存在感を発揮した。
「昨年の3部や今大会はウイングで出場することが多かったが、前回のしながわ戦から中で起点をつくる動きや前線でしっかりと身体を張るところをミッションにしていた。1本目は狙い通り。しかし相手のキーパーが早大の先輩の岩井さんで(前後半の決定機)2本を止められて悔しかった」
CERVEZAが前に強いことを分析し、背後を衝く狙いをキャプテンの鶴田、ボランチの草野、福井らと共有していた。それがチャンスにつながっていた。
後半、三菱UFJが優位に立った。蓮川によれば、なかなか全員集まっての練習が出来ないなか、グループをつくって平日から走ったりフットサルをしたりという積み重ねによってハードワークが途切れない後半の奮闘を実現出来たという。
「ここまで行くとは誰も思っていなかったと思う。勢いはあるし、みんなモチベーションを高く保っている。次が楽しみ」(蓮川)
チームの輪、そして家族の絆を大切に闘う三菱UFJ銀行が、昨年まで3部だったとは思えない強い気持ちで路を切り拓いた。
(後藤勝)
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