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2024シーズンは土壇場、修羅場でも、心は熱く、頭は冷静に戦えるよう、上のカテゴリーでプレーした経験を有する渡邉千真らを補強、盤石のチームをつくり上げた。勝負は時の運というように、一定の実力があっても結果が“下振れ”を起こすことがあるのがサッカーという競技だが、諸条件に左右されず、何があっても勝てるような状態にしておかないと、関東大会を勝ち抜くことは難しいのかもしれない。
「出られなかったチーム、出た16チームを合わせて、関東の各都県リーグでクラブとしての総合力はウチが一番だったろうという自負はあります。選手たちの力もそうですし、スタッフの力もそうですし、サポーターの方の存在、スポンサーの方々とか地域の方との結びつき、そういうものの総合力で今年は勝てたな、と」
「法人化して最初の試合が、福西崇史監督が率いていた当時の南葛さんとの東京カップだったのですが、0-3でボロ負け。その時に感じたのが、ピッチの中での差もそうですし、ピッチを取り巻くテクニカルスタッフの方々とか、トレーナーさんの存在、そこの差でもすごく負けたということ。当時は声を出して応援するサポーターの方もまだいらっしゃらなかったので、そこでも負けたと思ったし。ユニフォームやトレーニングウェアに入っているスポンサーロゴを見ても、ウチよりも圧倒的に数が多い。悔しいけど、これはちょっと太刀打ち出来ないほどのクラブとしての差だなというのをすごく感じました。でもそこから5年経って、今年は南葛さんにも勝てて、全社に出場して、関東昇格も出来て、本当にそのクラブとしての総合力みたいなものを高めていくのには必要だった5年だったかなと思います」
山梨と神奈川でおこなわれた今年の関東大会4試合すべてに、SHIBUYAの熱いサポーターが集まり、声を上げていた。それは、上に上がって然るべき人気と実力が備わってきたという証とも言える光景だった。
「昨年まではほとんどのサポーターの方の顔と名前がわかる状態でした。でも今年は『はじめまして』の方がすごく増えてきて。その方たちも声を出して応援して、負けたらめちゃくちゃ号泣してくれて。それを見た時に、すごくクラブの輪が広がったとも思うし、クラブがよりパブリックなものになっていったという感覚がありましたね」
(下)へ続く
