東京UはPK勝ち 南葛は7発大勝 東京カップ
写真:南葛は加藤の活躍などで7点大勝。
東京カップ2次戦1回戦が9日に行われ、東京ユナイテッドはNossA八王子にPK戦で勝利し、南葛は日立ビルシステムに7-0で大勝。両者は準決勝で戦う。
東京U、数的不利はねのけPK勝ち
前半14分に東京UはDF吾妻が退場となり、早々に数的不利。カテゴリーが3つ下の相手とはいえさすがに苦しんだ。その前半、数的優位のNossAは最終ラインの安定感をベースに落ち着いてボールを握り、攻撃も確実にフィニッシュまで持ち込んだ。東京Uは前半唯一のチャンスだったFKから箱崎がネットを揺らしたシーンは惜しくもオフサイドの判定。
後半は東京Uが数的不利を感じさせないゲーム運びを見せて次第に1点を奪いにいくが、NossAも集中を切らさずに終盤にはセットプレーからゴールに迫る。互いに譲らずスコアレスのままPK戦に突入すると、両GKの好セーブもあって8人目までもつれる接戦。最後はあと蹴りのNossA・鈴木のキックがバーを叩いて東京Uが辛うじて5-4で勝利。昨年に続き準決勝に駒を進めた。快進撃を見せたNossAはPK戦で「決めれば勝ち」の場面を2度逃すなど、ベスト4まであと一歩のところで涙をのんだ。
連覇目指す南葛は7発大勝 加藤がハット
連覇を目指す南葛は関東2部の日立を7-0で圧倒。風間監督2年目のシーズンで好発進を見せた。先制点は12分。「ボールはラインを割った」と日立DF陣の動きが止まったあとのクロスボールを加藤が頭で押し込んだ。28分にはエリア内で木下が倒されて獲得したPKを主将の大前が落ち着いて決めて2-0。
後半は関東1部で実績のある松岡、福本の新加入組を開始から入れて攻撃を加速。57分にはショートコーナーから中村が3点目を奪うと、その1分後には加藤がこの日2点目のゴール。以降は集中力が落ちていく日立を相手にゴールラッシュの展開で、加藤がハットトリックを達成するなど7点を奪って見せた。日立はややアンラッキーな失点のつまずきもあったが、攻撃はゴールに迫りながらもシュートで終われず、後半に入ってようやく鳥島が際どいシュートを放つなど惜しい場面もあったが最後までネットは揺らすことができなかった。
大会日程・トーナメント表
・東京都社会人チャンピオンシップ(東京カップ)