東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:ハーフタイムに青柳監督を中心に話をする東京ベイ。

東京都リーグニュース

戦力アップの東京ベイ 今季は1部目指す

写真:ハーフタイムに青柳監督を中心に話をする東京ベイ。

Column後藤 勝

 東京都社会人リーグ2部で今季2試合を消化している東京ベイFCは、HBO東京戦の勝利で開幕2連勝と好スタートを切っている。背景にあるのは、この2試合で計10得点を生んでいる選手層の厚みだ。

 昨シーズンはチームを刷新する予定だったがその移行が開幕までにうまく進まず、一転、メンバーのやりくりにも苦慮し、一時は活動休止さえも視野に入れていたという東京ベイFC。

 たが、現・青柳聡監督が仕切るプライベートチーム(有志で集まる朝練活動)のメンバーが助け舟となり、急遽20名以上が登録して、参戦にこぎつけた。開幕戦こそ不戦敗に終わったものの、以降はそのメンバーに含まれていたMF猪股聖哉、土橋優樹らの頑張りもあって無事に中位で残留を果たすと、今季は青柳監督の呼びかけで、さらにMF神沼拓海、MF中田航平、FW加部未蘭、MF阿部正紀など社会人サッカーの有力クラブやJリーグクラブで活躍した選手が加わり、より強力な編成となっている。

 昨年は高齢となっている選手の運動量がネックとなり取りこぼす試合もあったが、そうした試合を落とさないために補強が必要だとチーム内で意見が一致した。青柳監督の熱心な誘いで加入した阿部によれば「この一年で1部に上げたいという聡(そう)さん(青柳監督)のためにやっている」とのことで、すべての試合を勝ちに行っている。

HBOは2敗目 東京ベイに後半勝ち越し許す

 このHBO戦の前半41分、あわや失点のピンチに声を荒らげてメンバー同士で口論となったのも、勝負に対する真剣さゆえだ。大貫代表は「甘えがない。メンタリティは1部のチーム」と、高く評価している。

 「もちろん、目標は変わらず1部復帰。東京で社会人のクラブをつくるならば1部のクオリティで戦うチームが理想」と、大貫代表。勝ちきれるチームとなるための得点力を得て、2部優勝を本気で狙い始めている。
(後藤勝)

東京都社会人サッカーリーグ2部

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