Biloba、足立のゴールで一時同点も惜敗
写真:0-1の後半10分にPKを獲得し、自ら蹴るMF足立。
東京1部Intel Biloba 1-2 TOKYO2020
東京都社会人サッカーリーグ1部第6節に臨んだIntel Biloba Tokyoは1-2のスコアでTOKYO2020 FCに敗れた。途中出場MF足立のゴールで一時、1-1の同点に追いついたが、2点目を狙って攻めの姿勢を継続したことが仇となり、被カウンターからPKを与え、その失点が致命傷となってしまった。
勝ちに行った結果2020にPKを許し痛恨2失点目
前半9分、一瞬ゴールネットを揺らすもこれはオフサイド。判定に気を取られて若干対応が遅れ気味になる場面があったが、こうした試合運びに関する部分でのわずかな差が、最終的な結果に響いたように映る試合だった。前半27分、2020のエース大竹に決められて失点。ここですぐさまBilobaの選手たちは一か所に集まり意思統一。同点に追いつかないまでも0-1の状態でハーフタイムに入り、ここまでは悪くない試合展開だった。
後半開始からMF足立が途中出場。これが効いた。始まってすぐ前にボールを送り、攻撃の勢いをつけ、自らも組み立てやセットプレーのキッカーだけでなく前に出る姿勢を貫いた。後半10分、ボックスの左で倒されてPKを獲得。1-1の同点に追いついた。ガンバ大阪アカデミー時代には2種登録でガンバ大阪U-23のJ3公式戦に18試合出場している技巧派。高度なスキルを活かしていた。
「最初の5分は圧力をかけて、そこから、今年のBilobaはボールを持とうとチャレンジしているので、ぼくが入ってそれをやるということは伝えられていた。中盤を含めて足もとの技術がある選手が今年はいっぱいいる。なかなかロングボールばかりでは難しいところもあるので、相手のゴール前でチャンスをつくろう、と」(足立)
ハーフタイムの修正で勢いづいたBilobaは当然、2点目を狙ってさらに攻勢をかける。しかしこれが仇となり、後半27分に2失点目を喫してしまった。これから成長していこうと強気のチームが、まだリーグ戦序盤の段階で、早い時間帯に1-1の引き分け狙いに転じる、あるいは一度落ち着いてペースダウンさせるという選択は採りにくい。だから一気に2点目を奪いにいく狙いそのものは悪くなかったが、そこで隙を生じさせてしまったことには悔いが残る。
「相手に経験ある選手も多く、それほど崩れず、ショートカウンターのような形で裏抜けされて。自分たちと同じようなPKを取られて1点を返されたことは痛かった。勝ちを狙いに行っているので、しょうがない部分もある。そこでもう一回取り返せなかったということは、まだまだ実力が足りないということだと思う」(足立)
DF稲村が今シーズン初出場、フィードで貢献
終盤、残り時間が少なくなってきた後半42分に左サイドバックにDF稲村を投入。対角、あるいは同サイド前方奥へのロングフィードで一気にチャンスをつくろうと状況の打開を図ったが、2点目を奪えなかった。
「最近はサイドバックでプレーしているので、その対角という部分とロングボールを意識してほしいという指示を受けた。自分の持ち味は左足のパスなので、そこで残り数分だけれど、チャンスをつくれるようにと意識していた」(稲村)
ただアディショナルタイムを入れても稲村のプレー時間は10分未満。やはり時間が少なかったのか、試行した何本かのパスは得点には結びつかなかった。
もったいない敗戦という印象だが、このチームには先がある。個別参加の朝練はありながらも、全体練習の時間がなく基本的に週一回の試合が主な活動となっている状況で、試合前のウォームアップの練習でもその貴重な時間を使って巧くなろうと意識高く取り組み、首位争いに加わる高いパフォーマンスを発揮しているBilobaはまさに成長途上。この敗戦で学んだことを自分たちの進化につなげていくことが大切だ。
コンディション不良の影響でここまでベンチまたは欠場となっていた稲村が今シーズン初出場を果たしたこともプラスに働く。その稲村は「次の試合に勝たないと、去年と同様の順位になってくる。内容よりも勝利にこだわりたい」と危機感を持ちつつ次戦への意気込みを口にする。社会人の純粋なアマチュアチームとしての上限を極めるべく、彼らの歩みは止まらない。
東京都社会人サッカーリーグ1部
