SHIBUYA、2点リード守れずドロー 退場響く
写真:3-1から同点に追いつかれたSHIBUYA。
蒸し暑い8月23日、飛田給のAGFフィールドでは関東サッカーリーグ1部第13節2試合が開催された。14時30分からの1試合目では中位グループの4位から3位以上をめざすSHIBUYA CITY FCが流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎と対戦。3-3のスコアで引き分けた。途中まで3-1とリードしていたが、後半13分にDF鈴木が一発退場。数的不利となったあとの後半24分と36分に失点、追いつかれて勝点2を失う格好となった。
関東1部SHIBUYA 3-3 流経大ドラゴンズ
2アシストの真也加が躍動、攻撃面で収穫
勝てた試合を引き分けてしまい痛い結果ではあるが、チームとしては収穫があると感じられる内容だった。増嶋前監督のジュビロ磐田スタッフ就任により三原監督体制へと移行。この転換期となった7月最初の2試合で上位相手に連敗を喫し苦しんだが、その後は中断期間中の8月順延分である第8節を含めて3連勝。その勢いをかって今節はボールを握り、いい形のゴールを生み出して3得点を挙げ、4連勝達成寸前まで行った。
関東1部のレベルに適合し、巧くて強いSHIBUYAへと脱皮しつつあるその一翼を担っているのは、6月にFC町田ゼルビアから育成型期限付き移籍で加入しているMF真也加だ。今節は右サイドハーフを務め、前半46分の同点ゴールと後半3分の勝ち越しゴールを演出して2アシストをマーク。1点ビハインドで進むもどかしい空気を払拭、一時形勢を逆転する活躍だった。真也加は1点目の場面について次のように語った。
「まず自分がシュートを狙った時にディフェンスがいた。そこで瑞希くん(MF宮川)が内側に走ってきてくれたところで、うまくスピードを殺さずに落とした。瑞希くんのタッチがうまくいき、シュートも巧かったというゴールなので、自分としては置いただけだが、味方のアイデアをうまく自分が表現できたとは思う」
守備を整理し、セットプレーからのDF山出のゴールで得点を重ねるという色が出てきたSHIBUYA。だが、まだまだボール支配が十分得点につながっているとは言い切れない現状で、ボールを動かし前進しながら攻める形からゴールを奪ったことはチームづくりの点で大きな進歩と言えるだろう。
「難しい試合にはなったが失点してから自分たちがボールを持つ時間が多く、自分が内側に入ってボールを保持、味方がどこでボールを欲しいのかを見ながら、自分のキックで流れを変えたり、チャンスになるところは多かった。自分もシュートチャンスは何回かあったので、そこは決め切りたかったが、前半で追いつき、後半に3点目を獲れたところまでは良かったと思う」
FW伊藤が決めた2点目の場面では、オフサイドにかからない絶妙な位置でのスルーパスでアシスト。真也加が攻撃面で貢献度を高めつつあることは間違いない。一方守備面では「獲りきれないところがあったことは反省点」(真也加)と成長途上を感じさせたものの、奪いに行く意識はあり、SHIBUYAの一員として頼もしさを増しているとも思わせるプレーぶりだった。
退場者が出たあとは4-4-1のボランチに入ったが、この時間帯にも失点。チームとしてはアクシデントで数的不利となった時に、次の得点を狙い続けるのか、守りを固めるのかというプランの決断に課題が残った。その点によって勝敗の結果を左右された試合となってしまったことを反省する一方、11対11の時に自分たち主体で試合を進められたところを自信にして次節へと向かっていきたいところだ。
「監督が替わった中で自分もタイミングよく入ってきて、今日こうして2アシストできたのも少し自分の中ではいいかなと思っているし、もっと自分が結果を残して次はゴールを獲りたい」と、真也加は意欲的だった。元町田ユースの10番を加え、SHIBUYAは着実に一歩ずつ前進している。
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