東チタ初黒星 DF原の先制弾も実らず逆転負け
写真:今季13戦目で初黒星を喫した東邦チタニウム。(写真:小林渓太)
関東1部南葛SC 2-1 東邦チタニウム
第12節終了時点で10勝2分0敗と無傷で首位を独走していた東邦チタニウムが、8月23日の関東サッカーリーグ1部第13節南葛SC戦でついに初黒星を喫した。この日キャプテンマークを巻いたDF原は「ボールを保持する相手に前からアグレッシブにプレスをかけ、獲ってから速く攻める。前半はできていたが、後半キツくなった時に押し込まれ始め、そこでもう一度自分たちが盛り返せればよかったが、それができなくて失点してしまった」と、敗因に触れた。強度の高いハードワークを後半維持できなくなったことが劣勢につながる。それが自分たちの瑕疵と言えるまでに明確化したのは、リーグ戦13試合目にして初めてのことだろう。
「(昨年までと)練習の環境は特に変わっていないし、気持ちのところかなと思う。昨年、一昨年はどこか緩さがあったけれど今年はそういうものがなく、全員一体感を持って走れたり、最後のところを決めきれたり、そこは今年の強み」
原はここまで好成績を挙げてきた要因についてこう語った。一丸となって走り、闘う。そこが強みになってきたが、今節は体力面の問題でその強みをやや欠いた時間帯に、南葛に押し込まれた。
言い換えれば、前半は南葛にあまり仕事をさせなかった。それだけでなく、8月8日開催の第8節(順延分)東京ユナイテッドFC戦で同点ゴールを決めた原が、この23日にも磨いてきたセットプレーの高い練度を示すかのように右CKからのヘディングシュートを決め、1点のリードを奪った。
「セットプレーのゴールは、キッカー(の功績)が9割。おいしいところをいただけてよかった。昨年からセットプレーでだいぶ点を獲れていて、そこは自分たちの武器だと思う。ただ今日に関して言えば、もう1点前半で点を獲れていれば良かったのかもしれない。でも、後ろは2失点してはいけないので、そこは申し訳ない」
押し込まれるようになってからも守備に奔走する必死さはうかがえたが、なかなか形勢を覆すことは難しかったようだ。そして失点はいずれも南葛の個の力によるスーパープレー。それが大事な場面で出るあたり、この日は東チタの日ではなかったということなのかもしれない。
「2失点目には自分も絡んでしまった。事故みたいなところもあったが、そこでどう反応できるか。練習環境では南葛さんに比べて決していいとは言えない自分たちだが、最後の詰めきるところをもう少しできたらよかったと思う。押し込まれ始めてキツくなった時に、1失点目の場面では相手のほうが準備が早かったし、気持ちが切れていたわけではないにしろ、若干緩さはあったと思う」
必死に保とうとしてきた水準をいつか満たせない日が来る。そのタイミングが今節だったのか。「強いチーム、優勝するチームは連敗はしない。負けてしまったが良かったところもあると思うので、1週間反省して来週の試合に取り組む。優勝して地決(JFL参入戦)に行けたらの話だが、地決でこの負けが1年を通してみれば良かったねと言えるようにしていきたい」と、原。今節の敗戦を苦い薬とし、連敗阻止に向けて引き締めていく。
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