東京U、不運な痛恨失点 監督「それも実力」
写真:前半にゴールを狙う東京Uの新明。
関東1部東邦チタニウム 2-1 東京ユナイテッド
最後はやるせない形で決勝点を献上。90分を過ぎ、ゴール前の密集地帯で東チタFW谷尾が前を向こうとトラップしたボールが、GK高橋の脇の下を抜けてコロコロと…。運命のボールに逃げられるようにゴールラインを越えていった。「力負け。最後の判断ミスとか、セットプレーを与えたりとかもあるけど、それもまたうちの力。日頃の取り組みの差が出た納得感のある敗戦だった」と福田監督は負けを素直に受け入れた。
勝ち点7差で迎えた首位決戦。後半冒頭に高木のクロスから木村が頭で叩き込み、ほしかった先制点を挙げた。わずか5分後にはセットプレーから追いつかれたが、それも無敗の首位が相手なら想定内だったはず。
真の勝負はここから。だが「弾がなかった」という福田監督の弁。けが人や出場停止、そもそも今季のチームの層の薄さがあらわになっていく。あとから出て違いを作れるベテランの高木はこの日は先発で稼働し、66分に若手の鈴木斗と交代した。トップ下の新明も78分にはベンチへ。
「本当は新明は残したかった。うちは勝負に出るなら(システムを)4-1-4-1にする。でも最悪負けない戦いをしつつ勝ちに行くことを考えると今日はシステムを変えられなかった。相手の圧力、セカンドの争奪、ボランチを1枚にすればその両脇を突かれただろうし、どうしてもボランチ2枚のシステムを変えられなかった」と監督。
対照的に東チタは尻上がりに勢いが増す層の厚さを見せつけ、東京Uは力押しにさらされながらも耐えてワンチャンスを待った。が、最後の最後に無情の失点。勝ち点1も守れず、相手に勝ち点3を与える結果に終わった。
「やはり立ち位置の変更を伴わない選手交代だと、うちは単純に選手の質がスケールダウンするだけ。交代するならシステムも変えなくてはいけなかったが、それもできなかった。そういう意味でもうちは明らかな実力不足。東チタさんの後半に先制点を奪われても逆転する力は本物だと思う」(監督)
これで首位との勝ち点差は残り6試合で10。「終戦でしょう」という監督の言葉はさじを投げたようにも聞こえるがいたって現実的な話。その現実と向き合いつつ、勝ち点をしっかりと積み上げていくことでまた見えてくることもあるだろう。
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