南葛、3点先行も後半急失速 勝点1に
写真:前半にドリブルでゴールを目指す南葛の岡島。
関東1部南葛SC 3-3 東京23FC
関東サッカーリーグ第6節終了時点で勝点11の南葛SCと勝点8の東京23FC、隣接した区をホームタウンとするライバル同士の激突は3-3の引き分けに終わった。客観的には見応えのあるゲームだったが、後半の序盤まで3-0でリードしていた南葛にとっては望ましいとは言い難い結末となった。
セカンドボール回収についての改善は急務
試合開始直後は南葛が押していた。巧みにボールを動かし相手を動かし、フリーな味方をつくってサイドから東京23を攻略。前半3分、2回目のチャンスで右から左へと通ったボールを大石が折り返すと中央のMF岡島が決めて先制。その後もこのリズムが持続し、前半32分には、今度は岡島のパスを受けた大石が一歩、二歩と中央やや左のエリアから真ん中に切れ込んで右足を一閃。完全に南葛ペースのまま前半を終えた。
後半に入っても流れは変わらず、後半10分、自陣からの速攻の形となりMF中村のスルーパスに飛び出したDF中道が左足で決め、リードを3点に広げた。しかしここから先は東京23に退場者が出て以降の最終盤の時間帯を除き、ほぼ相手に主導権を握られ、3失点を喫し、追いつかれてしまった。
「前半はセカンドボールを拾えた場面があったが、失点のシーンはセカンドボールを拾われてのもの。2失点目もセットプレー(フリーキック)からたまたま相手の前に転がって、それを決められたり。自分たちが緩んで、フリーキックの準備もちょっと疎かになっていたので、そういったところが引き分けにつながったと思う」
前半の2得点に関わりフル出場した攻撃の要である岡島はこう語った。そうなる要因は複合的なものなのだろうが、3点差をつけて以降、南葛自身にペースダウンの芽があった点は否めない。その苦しい時間帯にも、岡島は4点目を模索していたが「まずゴール、という意識で3点目が入ったあとも4点目を狙っていたが、そこはもう自分の力不足というか、これから改善していかなければいけないところ」と自身が言うように、4点目を取りきれない、3点のリードを守りきれない後半の弱さを試合中に改善することは難しかった。
前半の2得点に関しては「あれがベスト」と岡島は言う。ただあのベストの攻撃が決まった一因には「相手もまだ最初のほうは自分たちのスピードに慣れていなかった」(岡島)こともあり、対応されたあとにどうするかが課題として浮上した。
「後半、相手が背の高い選手を前に出してきたということも押し込まれた要因のひとつとしてあるんですけど、その跳ね返されたあとのセカンドボールをもっと意識していかなければ、それを拾われて今日みたいに失点につながる。押し込まれている時こそセカンドボール、次の反応の質を全員が上げていかなければいけない」
岡島が挙げた課題を克服し、前半だけでなく90分間を通しての強さを獲得していく。目標であるリーグ優勝を成し遂げるためにも、改善は急務と思い知らされる一戦だった。
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