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写真:劇的ドローに持ち込んだSHIBUYA。(公式入場者数は1012人)

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MF青木のラスト同点弾で劇的なシナリオを完遂

写真:劇的ドローに持ち込んだSHIBUYA。(公式入場者数は1012人)

関東1部SHIBUYA 3-3 桐蔭横浜大

ポジションに関係なくゴールを狙っていた

ごく稀にしかない、ラストワンプレーで同点ゴールを決めての引き分け。そのシナリオを完遂させたのは、途中出場のMF青木だった。後半37分、キャプテンのMF土田と交代。そのまま土田が務めていた4-3-3のインサイドハーフの位置に入ったが、残り時間はもうわずか。青木はただゴールのみに狙いを絞った。

「あの状況での途中出場だったので、もうなんでもいいから得点を、ということを意識した。でもパワープレーになると、自分はファーストのところでは強くない。そこで最後の場面では流れてこないかとファーサイドで待っていたところ、運良くボールが流れてきて、とにかくゴールに身体ごと、と思ったプレーで入れられて良かった」

この読みと判断には、ある程度の確信があった。相手に関係なく自分たちが積み重ねてきたトレーニングから、どうボールが動くかを予測していたのだ。

【写真】前半にボールをキープする主将の土田。

「左サイドから右サイドのクロスというところで、右に山出が出て折り返しということをチームの狙いとしてやっていた。もし中で味方が触れずにファーに流れた時には入っていけるようにと、自分が一番外で待っていようという意識だった」

シャドーの位置も攻撃的なポジションでゴールを求められるが、ポジションの機能性云々ではなく、ゴールに向かっていくことを意識し、そのゴールをどう決めるかを具体性を伴って思い浮かべていたことが、劇的なラストシーンに結びついた。

「2点差はサッカーでは一番怖い点差だと言われている。山出が途中から出て1点を返し、このまま逆転までいけるんじゃないかという雰囲気が出ていた時にチームとして踏ん張りきれずに3失点目を喫してしまった。ただ、そこからまた2点取って追いつけたことはポジティブだったと思う。心理的には点を取りに行くしかないと、チームとして割り切ってやれたことがこの結果を生んだのかもしれない」

同じ課題を克服していくにしろ、負けてその課題に取り組むよりは、勝点を得て反省するほうがいい。その点では、青木たちは前向きになれているようだ。

・【ハイライト】SHIBUYA 3-3 桐蔭横浜大

「勝点を獲得しながら反省して、良くなかったところを直していく。で、良かったところを伸ばしていく。そういう作業を常にしていくしかない。全社(関東予選)も始まるし、その全社や地決(地域CL)を含めてシーズン全体見たら、もう本当にここからだと思う」

青木はこう語った。リーグ戦の一試合一試合に傾注しつつ、最終的にJFL昇格を競う全国地域サッカーチャンピオンズリーグを見据えて進歩のサイクルを重ね、そのスピードをより早めていく。クライマックスに向け、青木が言うように、SHIBUYAの2026シーズンはまだまだここからだ。

文後藤 勝

関東サッカーリーグ

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