東京海上、悔やむ一瞬の隙
写真:ドリブルでゴールを目指す東京海上のFW香山。(写真:小林渓太)
東京1部東京海上 0-2 早大ア式FC
俊敏性や機動力といった大学生とのギャップを埋めつつ、自らの強みである推進力、セットプレーで得点を取る。そのための手段として、東京海上が限定的に採用したのが5-4-1のシステム。FW香山を残し、あとは10人でひたすら守り、カウンター、セットプレーにかけた。
「前半は0-0で折り返すことができたし、後半途中まではプラン通りにできていた」とMF小松。しかし「一瞬の隙を突かれてしまった」と悔やんだのが62分の1失点目。後方から飛び出してきた早大のMF増川をつかまえきれずに、折り返しを決められた。
「相手がうまかったというより、うちの守り方が徹底できなかった。前半から飛び出してくる選手の対応はできていたし、本当にあの一瞬だけ」
たしかに守備ブロックを破られたのはあの一瞬。しかし、前半までできていたことが後半にできなくなるのはよくあることで、特に普段よりも低い位置から敵陣へ駆け出していくロングカウンター、そこから瞬時に切り替えて自陣へ戻るという繰り返しはボディブローのように効いてくる。加えて後半は自分たちが先に1点を奪いたいという欲も出る。攻守のバランス、疲れや集中力の乱れ、それらが凝縮されたような失点だった。
ただ、失点後もブレずに戦術を貫いたことで、終盤は香山がセットプレーから決定的なヘッドを叩くなど早大ゴールをおびやかした。終了間際の2失点目は残り5分で勝ち点を奪いに前へ出た代償で、逆に東京海上が得点を奪って勝ち点1で終われる可能性も十分にあった。
「今日の試合で守るときは守るということはある程度証明できたので、次からは攻めとの使い分けをやっていきたい。残りの社会人との試合は自分たちが主導権を握って勝ちにいきたい」。小松は次を見据えた。
【関連記事】
・増川、急所突く"走り" 先制点生む
東京都社会人サッカーリーグ1部
