東京海上MF小松、八王子黒木監督 試合後コメント
写真:ハーフタイムに話を聞く東京海上のMF小松。
31日に行われた東京海上-八王子は、ホームの東京海上が4-2で勝利。東京海上は勝ち点を18に伸ばして8位。敗れた八王子は同12で13位につけている。試合後の東京海上MF小松、八王子黒木監督との主な一問一答は以下の通り。
MF小松聖音
東京海上FC
── 今日の試合について。
「リーグ中断期間に課題として挙げていたこと、得点を奪うであったり、ゲーム内容であったり、それが一定程度達成できた試合だったと思う。いい意味で次の試合に向けての準備もできたと感じた」
── 改めて国スポ・東京選抜の活動に参加して感じたことは。
「ひとつは本気でサッカーをやっているメンバー、且つ、その質という部分においても高いものを求める選手たちと一緒にプレーすることによってたくさんの刺激をもらったし、この年齢でも選手としてもっとレベルアップをしなくてはいけないと感じた。もうひとつは、今日の八王子FCでいえば黒木監督や石川選手。国スポでこの3、4カ月一緒に活動した仲間であり、そして絶対に負けたくないというライバルでもある。そういった新たな仲間、ライバル関係を今回の活動を通じて築けたことは、またここから東京1部リーグを盛り上げていく意味でも良かったと思う」
── 今回で4回目の選出・参加となった。過去に参加した時と役割、気持ちの面で違いはあったか。
「最初の2回は僕自身も23、24歳で脂が乗っている時期で、とにかく東京都代表として日本一を獲りたい、自分がチームを勝たせるんだという思いでやっていた。一方、30歳を超えてベテランと呼ばれる形で参加させてもらった一昨年と今回は、若い選手に刺激を与えるような立ち位置でもあるし、悪い意味でいうと僕が右と言ったらそのまま右に流されてしまうような影響力を持った立場だったので、そこはバランスを取りながら参加した。そういった違いはあった」
── 以前と違い、近年は各クラブが国スポに選手を簡単に派遣しなくなった。
「確かに自分が最初に選ばれた当時は関東リーグ勢も含めて、スタメンでエースというような人たちが参加していた。それが近年はそもそもメンバーを派遣しなかったり、あるいは派遣してもスタメンを張っている選手ではなくて、経験を積ませるような形でということが多い。そこは各チーム、この国体・国スポに対する価値観が変わってきたんだなと純粋に感じる。そこに対して僕自身が思うことは、それはそれでひとつの形だなと。関東リーグのエース勢が出てこれないから東京都としてもっと改善すべきかというと、そんなことは決してないと思っていて、逆にいえば都リーグの選手にしても、今回であればEDOや日立ビルの選手にとっても活動の幅が広がり、チャンスがあるということだと思う。今やれる環境の中で選ばれた選手がどれだけコミットして、ベストを尽くせるか。今回のメンバーでも本気で日本一を目指すチームを作っていくことは十分できると感じたし、都リーグの選手にはもっと頑張ってもらいたい、自分自身ももっと刺激を与える存在になりたいと思う」
── 最後に東京海上としてのここからの意気込みは。まだ関東大会出場の可能性も残っている。
「仰るとおり決して上を目指すことを諦めたわけではないし、残り5試合全部勝って勝ち点15を積み上げた時にどうなっているかだと思う。結果はどうなるかわからないが、自分たちは一試合、一試合を積み重ねていかないと上位に行くことはないし、本当に一戦必勝。先を見つつもまずは来週のセルベッサ戦、そして、また次の試合とやっていくしかないと思う」
黒木文紀監督
八王子FC

── 国スポから所属チームに戻って久しぶりのリーグ戦を戦い終えた。
「やはり大きな違いを感じたのは定期的にトレーニングをする、コンディションを大切にするということ。その違い、大切さを改めてこの八王子FCでは感じたし、コンディションが大事というのは国スポの時に痛いほどわかったので、そのことを改めて試合後選手たちに伝えた。ここからの残り5試合はもう少しコンディションを整えていかないといけない」
── 今日のゲーム内容、結果については。
「立ち上がりが良くなかった。やはり中断期間もしっかり準備をしてきたチーム、そうでないチームとの差がでてしまった。失点シーンにしても、終了間際とか飲水タイムの後とか、試合のターニングポイントのところで失点を重ねてしまった。自分たちにも点を取るチャンスはあったが、そこで取れずに逆に取られてしまった。それがこの点差に表れたと思う」
── それ以外に監督自身が所属チームに戻って何か感じたことは。
「やはり社会人サッカーの難しさを改めて感じた。プロ集団のような上を目指すチーム、スポンサー企業がついているチームが多い中で、今後、自分たちはどういう立ち位置でどのように上を目指すのか。そこはもう一度考えていかなくてはいけない。それと国スポの監督をやらせてもらった上で言えるのは、やはり良いコーチ、良いスタッフがいるというのは八王子FCにはないものなので、そこは純粋にほしいなと思った。それ以外で国スポを通じて自分自身が何か変わったかというと、選手の個の部分はどうしても見るようになった。個で戦えているか、戦えていないか。例えばミスをしたあとすぐに自分で取り返しにいけるのか、もしくはチームで連動してサポートにいけるのか。国スポのときは高いレベルのメンバーたちだったのでその辺はよく出来ていたが、八王子FCでは植え付けてこなかった部分になる。決して出来ないわけではないが、今日もそのあたりが裏目に出てしまったと感じた」
── 東京選抜のメンバーにも選ばれた石川選手の今日の出来は。
「後半の途中に走るという部分では失速してしまったが、彼も高いレベルでやらせてもらって本当に楽しかったと言っていた。うまい選手と一緒にプレーすると自然と動き方も変わってくるし、あとはそれを自チームに戻った時にどう生かすか。どうやって周りを動かすか、どういう声の掛け方をすればいいか。そういったところが今後彼が成長できるかだと思う。でもそれができると思ったから自分も彼を選んだ」
── 残りのリーグ戦、改めて意気込みを。
「残り5試合、ラクなゲームは一つもないし、対戦相手には国スポで一緒に戦ってくれた選手もいる。そういったチームに負けるのは悔しいし負けたくない。一戦ずつしっかりと勝ち点3を取れるように、今一度チームで、個人でしっかり準備をしていきたい」
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