東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:関東大会で準優勝を果たしたCOEDO KAWAGOE。

関東社会人サッカー大会ニュース

KAWAGOE、準優勝も大きな一歩 関東大会で躍進

写真:関東大会で準優勝を果たしたCOEDO KAWAGOE。

MATCH REPORT後藤 勝

<関東大会決勝:KAWAGOE 1-2 FC N.>

 決勝戦でFC N.に敗れて関東社会人サッカー大会の優勝は逃したが、前日の準決勝で東京1位のSHIBUYA CITYを撃破して、関東サッカーリーグ2部昇格を達成。将来のJリーグ参入をめざす埼玉県社会人サッカーリーグ3位のCOEDO KAWAGOEが、大きな一歩を踏み出した。

 前日に昇格を決めてはいたが、関東大会の優勝も目標のひとつ。「我々スタッフも含めて優勝するつもりで準備をしてきた」というのは、KAWAGOEの大場監督だ。

 前半19分、相手の枚数が揃っている状態ながらボックス内で落ち着いて10番MF大島が決めたゴールで先行。タイトル獲得まであと一歩と迫ったが、後半、前がかりに布陣を変えてきたN.に押し切られた。

「大学生相手に体力的な部分(での不利)もあって、押し込まれる状況は想定内だった。踏ん張りきれずに、失点を重ねてしまった結果だと思う」

 とはいえ、準優勝も立派な成績。他の都県を転戦しながらプロ予備軍も多い関東で戦うことは、今後のKAWAGOEにとって重要な経験になる。

「ぼくとしても就任1年目で手探りの部分もあったが、難関になっているカテゴリー間の昇格のうち、今回、県から関東への昇格を1年で達成出来たというのは本当に大きな成果だったと思う。クラブが川越を、街を盛り上げたいと、こちら(埼玉西部)にJリーグのクラブもないなか、スポーツを通した地域の活性化をめざして設立されて地元の皆さんがすごく応援をしてくれて、今、町もサッカーで盛り上がりつつある。ミッションを達成出来るように、ぼくらも頑張るだけかなと思う」

【ハイライト】COEDO KAWAGOE 1-2 FC N.

 今回、埼玉の第3代表ながら東京の1位、2位と当たり1勝1敗。埼玉社会人サッカーの実力を確認出来る結果ともなった。

「日々、我々も埼玉の県リーグで鍛えてもらったから今がある。埼玉のクオリティも、我々のクオリティも確認することが出来、またノックアウト方式のトーナメントを勝ち抜くための準備をしてきた。チームとしてのやり方がはまって、選手も頑張ってくれた結果だと思う」

 関東大会を通じてその存在を知らしめる結果となった好成績。関東昇格によって、KAWAGOEの視界が一気に開けてきた。

大会日程・結果/トーナメント表

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