Biloba、早々2点先取もゲーム運び拙く 最後に奥津決勝点
写真:前線でボールを競り合うBilobaのFW奥津(左)。
クラブ選手権関東予選決勝Intel Biloba 3-2 tonanサテライト
全国出場をかけた一戦で、出来すぎの早々の2得点がBilobaに慢心を与えたか。開始2分でセットプレーからのゴール前の浮き球を高橋がボレーで蹴り込み、7分には右サイドで菅野が1対1をドリブルで制した折り返しをFW奥津が頭で押し込んだ。
「一方的?」と思わせる内容に、Bilobaは気分よくボールをハイテンポで回し始めた。多淵監督いわく「接戦の多い普段の都リーグではやらないことをやっていた」らしい。
慣れないことをやった戒めか、15分には中盤でMF足立がボールを失ったところからショートカウンターを食らって1点を返された。この2-0からの1点差というのが意外とサッカーは厄介で、スコア動かずに迎えた後半のBilobaは攻守に中途半端。前に出て3点目を奪えば試合が決まる一方で、失えば同点に追い付かれてこじれていく。心理的には追いかけるtonanサテの方がプレーの意思ははっきりしていた。案の定、後半11分にセットプレーのこぼれ球を蹴り込まれてゲームは振り出し。
ただ、ポジティブに捉えればこれでBilobaの迷いも吹っ切れた様子。しかも時間は十分にあり、途中出場の選手を投入してやり直した。効果的だったのは左ハーフに入った岡野の推進力。高い位置へ走ってロングボールを引き出し、そのまま中央に向かってシュート。状況をひっくり返す原動力になった。活気づくと、後半21分に菅野のシュートで得たCKから長身のCB松山そしてFW奥津が「W」で飛び込み、最後は奥津の頭に触れて決勝点をもぎとった。残り時間は逃げ切りにしっかり舵を切ってタイムアップを迎えた。
2点リードから同点に追い付かれながらも最後に勝ち切れたのは「やはり日頃の都リーグの厳しさがあったから。普段の都リーグで鍛えられているレベルの高さをこの関東大会でも示せたと思う」と多淵監督は総括した。
前回、この舞台の決勝で敗れたのが8年前。当時は前身の東大ユナイテッドで所属は東京2部。「あれから東京1部に上がり、いまも1部で6シーズン戦わせてもらっている。前回できなかった全国大会出場も決めることができた。非常に感慨深いものがある」と監督は実感を込め、次の全国の舞台に向けては「(最大で)4連戦。いろいろな経験を積みながらチームとしてまた成長していきたい。もちろん東京の代表、関東の代表として日本一を目指したい」との抱負も述べた。
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