エリースO35、2年連続マスターズ全国大会へ
写真:PK戦の末に全国大会出場を決めたエリースO35。
35歳以上による日本スポーツマスターズ関東大会(予選会/60分ゲーム)は22日、2月に雪の影響で延期となった代表決定戦2試合を神奈川県、埼玉県の2会場で開催。東京代表のエリース東京O35は埼玉代表の与野蹴魂会と対戦し、3-3で迎えたPK戦を5-4で制し、昨年に続く2年連続、通算6度目の全国大会出場を決めた。もう1試合は神奈川県教員SC(神奈川)が6-0でKOGA FC(茨城)を下した。エリースと神奈川教員の2チームは関東代表として9月に石川県で開催される全国大会に出場する。エリースは昨年代表決定戦で与野蹴魂会に0-1で敗れたが、第3代表枠(輪番)で全国大会に出場。全国大会では2勝1PK負けで1次ラウンドで敗退した。
マスターズエリース東京O35 3-3(PK5-4)与野蹴魂会
苦難の全国切符 リード守れずPK勝利
攻撃多彩も守備にスキ
前半の滑り出しは上々だった。「昨年全国大会含めて60分以内で負けたのはこの埼玉さん(与野)だけ。やはりその悔しさがあった」。リベンジを掲げた長井監督の発破にイレブンは応えた。中盤の攻防を制し、MF猪股、市原を起点に前向きにボールと人を走らせ、17分にはCKの流れからCB近藤が空中戦を競り勝ちヘディングで先制点。その4分後には市原のスルーパスから森川が颯爽と決めて追加点。一方的なゲーム展開すら予感させた。
それが2-0からたった2分後、プレスがはまらずに逆襲を浴びてスコアが2-1になると、途端に雲行きが怪しくなり、後半12分には与野の山口に強烈なミドルを決められてゲームは振り出し。全国への道が甘くないことを痛感させられた。
それでもゲームが一旦フラットに落ち着いたことで、エリースも本来の姿を取り戻した。相変わらず市原が中盤で防波堤になり、奪ったボールは猪股、田村、田仲といったタレントが動かし、森川の突破力も脅威だった。攻勢を続けた同17分には高原のクロスを鈴木がエリア内でうまく頭をひねり、ゴールラインの向こう側に落ちたところでDFにかき出されたが、主審はしっかりとゴール判定。
あとはリードを守り切って歓喜を迎えるはずが、再び落とし穴が待っていた。与野のラスト攻撃。右サイドから放り込んだクロスはエリア内中央を通過したが、ファーサイドの対応にあたった野村の背後、死角から与野の山口に頭を突き出されてまさかの同点ゴール献上。勝負の行方はPK戦へ。
そのPK戦は追いつかれたショックを引きずったかのように先攻・1本目を主将の高原が失敗。それでも以降は野村、猪股、渡邉、市原が成功すると、5本目で決めれば勝ちの与野が枠を外してスコアが並んだ。6人目の田仲が落ち着いて決めると、後蹴りの与野のキックをGK大畑がストップ。息詰まる熱戦を最後にエリースが制し、昨年に続く全国への切符を手にした。エリースは2022年以来となる2度目の日本一を目指す。
長井監督の話
「今年はいいメンバーが揃い、特に攻撃面は攻める時間が増え、点が取れる場面も増えた。一方で能力の高い選手が揃っている分、ちょっとした気の緩みで勝敗が分かれてしまうので、どれだけ危機感を持って臨めるかを言い続けてきた。今日も攻撃はみんなうまかったが、緊張感のある場面でのゲームの締め方は課題が残る。今後も定期的に集まり、完成度を上げて日本一を目指したい」
日本スポーツマスターズ関東予選会 準決勝
- エリース東京 O35 3-3(PK5-4)与野蹴魂会
- 得点者
- 17分 近藤 慎吾(エリース)
- 21分 森川 勇大(エリース)
- 23分 塚本 浩史(与野)
- 42分 山口 俊輔(与野)
- 47分 鈴木 隆司(エリース)
- 60分 山口 俊輔(与野)





