東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:東京ベイはFW加部の2得点の活躍で優勝を決めた。

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FW加部の2発でV決める 東京ベイ 東京2部

写真:東京ベイはFW加部の2得点の活躍で優勝を決めた。

【東京2部3B】東京ベイFC 2-0 INAHO

「戦術などは特にない」という寄せ集めに近いチームながら、今季圧倒的な個の力で勝ち点3を積み上げてきた東京ベイ。どれだけ監督が頭をひねろうが、ホワイトボードにあれこれ戦術を書こうが、結局はゴールを決めて勝つかどうかがサッカー。この日の優勝がかかった大事な一戦も、最後はエースFW加部の決定力がものをいった。

戦力アップの東京ベイ 今季は1部目指す

 序盤は最終戦を前に優勝を決めたい焦りがあったのか、攻めの圧力はありながらも予想以上のINAHOの守備の強度と反発力に手を焼いた。右サイドから阿部が放り込む形からFW福島や加部、さらにMF吉井がゴール前の好機を逃すと、先にINAHOに1点を奪われそうなシーンも何度かあった。

 それでも28分、左サイドの吉井からのくさびのボールがエリア内の加部に通ると、その加部が対峙するDFをシュートのフェイクではずし、空いたコースにしっかりと右足で蹴り入れて先制した。さらに後半開始5分にも猪股の蹴ったCKを加部が頭でこすらせて2点目。以降は3点目こそ奪えないものの、相手にも得点を与えない巧みなハンドルさばきで試合を2-0で終わらせた。

 今季は開幕5連勝で迎えた慶應BRBとの大一番に敗れて初黒星を喫したものの、以降は引き分けることもなく、大量点と共にしっかりと勝ち続けてきた。気がつけば慶應が勝ち点を取りこぼし、自力優勝の可能性が再び芽生えると、最後は激戦の3ブロックで最終戦を前に12勝1敗の総得点51・総失点7という圧倒的な数字で優勝をつかんだ。来季は1部へ昇格、2011年に1部から降格して以来の復帰となる。

優勝、昇格をつかめてよかった
FW加部の話

「前半に簡単なシュートを決められず逆に難しいシュートが入った。こちらが押し込んだ時に相手のDFがバタバタしているのがわかったので、落ち着いてかわして決めることができた。後半に2点目も取れたしよかったと思う。僕自身はスペリオ城北で3年間2部で優勝できず悔しい思いをしたし、逆に力になれず申し訳なかったという気持ちと覚悟をもって今季は東京ベイに移籍して臨んだ。得点とアシストもチームで一番の数字を残せているし、1人のサッカー選手として優勝、昇格をつかめたことはよかった。1部では得点王を狙うが、それよりもチームが勝つために何ができるかが大事。前から走って守備をして、声を出してチームを引っ張ること。自分の良さを出せるように頑張りたい」

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