エリースMF道渕、初勝利貢献 高強度プレーで主導権渡さず
写真:初勝利を挙げチームメイトとハイタッチをかわす道渕。
関東1部エリース豊島 2-1 流経大ドラゴンズ
今シーズン4試合目の出場となるエリース豊島の道渕諒平が関東1部第5節流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎戦に後半16分から途中出場。苦しい時間帯にチームのエンジンとなり初勝利に貢献した。
開幕戦の東邦チタニウム戦ではキャプテンマークを巻いて先発したが、後半13分にイエローカード2枚での退場となり、その後の4失点敗戦の一因となってしまった。しかし出場停止明けの第3節東京ユナイテッドFC戦から先発に復帰すると徐々にフィット、今節はスーパーサブとして活躍した。
「終了間際になったらカオスというか、かなり戦術云々じゃないところは出てくると思っていたがその通りになり、(チームとして勝ち越し)点も取れたのでよかった」と、道渕。
馬力を感じさせるプレーだった。強度高く、ピッチに根を張るような重心の低さでしっかりと寄せてボールを奪うと、そのまま持ち上がってクロスへと移行する。欧州仕込みのハイインテンシティと泥臭さが漂う突撃で、流経大に勢いを出させなかった。
「もともとそこがストロングポイントで、日本でやっている時もそういうプレースタイルだったが、加えてサッカーの価値観だったりスタイルについてはいろいろな国に行って学んできたので、また日本に帰ってきて自分に何ができるかということを考えながら取り組んでいきたい。ヨーロッパは日本よりも強度が高く、選手の身長も高いので、ダイナミックさ、タフさは少しついたと思う」
エリースに恩義を感じ引退撤回
昨年に一度、引退を表明していたが、それを撤回してまでエリースの要請に応え、今シーズン加入した。そこには、サッカーをする場を用意しようとしたエリースに感じた恩義があった。
「ぼくを獲るということはすごくクラブとして勇気がいる決断だったと思うし、練習参加から始めてクラブのビジョンも知り、クラブにいる人たちにすごく恩返ししたいというか、もしオファーをもらったら貢献して、このクラブをJFLに上げたいと、そう思えたクラブなので。サッカーだけやるのはもうやめようと思っていたところ、仕事をしながらサッカーに取り組む環境を用意していただいたので、一所懸命クラブに恩返しできるようにするだけです」
Jクラブを辞したあと海外数カ国を転々としてきたのち、ついにたどり着いた最後の居場所は日本の社会人サッカー。そんなエリースの初勝利に貢献し、道渕はこの日、ますますクラブの一員としての自覚を強めたに違いない。
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