写真：突破を図りボールを追うN.の新井。

【東京1部】東京蹴球団 0－3 FC N.

　戦いに派手さはなくとも、そう簡単に乱れることのない東蹴の守備隊形。N.がパスワークと走力で打ち破ろうとしても簡単にはいかない。こんな時に頼りになるセットプレーのチャンスも、この日はキッカーの宮原がベンチスタートで、いつもよりキックとゴール前の結び付きに精度を欠く。

・N.開幕4連勝 セルべ、プラス、エコ初勝利

　それでもまだまだ策はある。追加登録したばかりの新井が運動量で右サイドを活性化しつつ、ロングスローで圧をかけた。敵陣深くでスローインを獲得すれば、CKと同様のチャンスに。

　0－0で迎えた65分、右サイド深くで新井の放り投げたスローインがエリア内にこぼれると、それを拾ったFW田中のシュートがDFを弾いてゴールに決まって先制。耐えしのいでいた東蹴の集中力が乱れると一気に試合を決着。わずか1分後、裏に抜け出たFW瀧本がPKを獲得し、それを自らが決めて2－0。

　終盤には途中出場の宮原が得意の左足で3点目を決めてタイムアップ。終わってみれば危なげない首位チームの快勝ゲームだった。

・東蹴は初黒星 成田不在響く

東京都社会人サッカーリーグ1部

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