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写真:後半にボレーシュートを決める秋本。

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DF秋本、衝撃のジャンピングボレー決勝弾

写真:後半にボレーシュートを決める秋本。

関東2部日立ビルシステム 2-1 栃木シティU-25

一瞬の判断で頭ではなく右足を選択

1-1で迎えた後半33分、日立ビルシステムDF秋本の右足が火を吹いた。途中出場FW山田の左CKはDF小田の頭へ。これはシュートにはならなかったが折り返しに近いこぼれ球となり、秋本の前へ。すると秋本はこのボールをジャンピングボレーで叩き込んだ。

「空中でスローモーションみたいに見え、いい感じに抑えて撃てば点を決められるかなと思った。頭で撃つとスピードがそれほど速くなくキャッチされやすいと判断して、どんなに高くても足で強く蹴れば多分入るという感覚で、足で行った。連敗中だったが勝つことができ、かつ連休で色々な人が来てくれているなかで決められたのでよかった。いいゴールデンウィークになると思う」

・日立ビルシステム、4戦目で初勝利

秋本は決勝点の場面をこう振り返った。この場面にたどり着くまでには、ディフェンダーとしてタフに闘う時間が長く続いた。夏のような暑熱下のゲームを、気を抜かずにみんなで声を掛け合っていこうと話し合い、臨んだ試合だった。4-1-2-3の前がかりな布陣を採用する栃木シティU-25に対し、日立ビルはウイングバックを下げて5バックにすることなく3バックで守り抜く。秋本の負担も少なくはなかったが戦い抜いた。

「5枚並べると前に行けない、ズルズル下がって攻められる。そういう話を事前にしていた。できるだけウイングバックを前に出し、最終ラインをスライドさせて、逆サイドの(相手の)ウイングは同じサイドのサイドバックが見る、ということは、練習の段階から話し合っていたことだった」

秋本にとっては攻守に奮闘して掴んだ勝利だった。平日をフルタイムで働くなかでも、個々にジムへと出かけて筋肉を鍛え、ランニングで体力を維持。選手たちで同じアプリに入っては走行距離を競い合い、モチベーションを高めることで、関東のレベルにも耐えうるフィジカルを手に入れてきた。さらに、サッカーの試合の走りに近い感触を得るべく、試合前日の土曜日には短い距離のダッシュを採り入れ、そこで負荷をかけてコンディションを上げている。クラブチームと互角に戦い、走り勝つ背景には、企業チームの選手ならではの工夫があった。

【写真】試合後に味方とハイタッチをかわす秋本。

「他チームになめられないように、やっぱり結果を残さないと。(7月には日立柏サッカー場で試合があるが?)その舞台でも点を決められるように頑張る」

クラブチーム全盛、Jをめざすクラブの群雄割拠となっている時代、企業チームとしての活動を貫く日立ビルの一員として、秋本が太陽のごとく力強い輝きを放った大型連休の日曜日だった。

文後藤 勝

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