早大ア式FC、粘り強くこぼれ球を決め2点先行の勝利
写真:前半に追加点を挙げた早大の瀧澤(9番)。
東京1部八王子FC 1-3 早大ア式FC
前節終了時点であと6試合を残して上位グループにいた早稲田大学ア式蹴球部FCは9月20日、東京都社会人サッカーリーグ1部第13節で八王子FCに3-1のスコアで勝利を収め、勝ち点を25に伸ばした。各チーム試合数が異なり暫定の順位になるが、この20日終了時点で早大ア式FCはシュワーボ東京とTOKYO2020 FCに次ぐ3位。アストラ倶楽部、アローレ八王子、駒澤大学GIOCO世田谷、しながわシティFCといった4位以下の上位陣を含め、引き続き関東社会人サッカー大会の出場権を争う状況となっている。
サイドからの攻撃を予測し、守りを固めてきた八王子に対して前半の前半、早大ア式FCは苦戦した。左右両サイドからクロスを上げ、ドリブルやパスでの進入を何度となく試みるも、八王子GK種田の好守もありなかなか得点を挙げられなかった。
攻める早大ア式FC、守る八王子の均衡状態が崩れたのは前半19分。左サイドのクロスをきっかけに中央ボックス内で混戦となり、クリアされたボールをボレーで合わせるようにワンタッチで弾いたのはMF野村。これがネットに吸い込まれ、早大ア式FCが先制した。さらにその後、しきりに「もう1点」と声を掛け合いながら手を緩めなかった早大ア式FCは、ミドルシュートに対して種田が弾いたところに間髪入れずMF瀧澤が詰めて追加点。これが最初のターニングポイントとなった。
「自分の得点も含めて最後のところをしっかり押し込めたことはチームとしてもよかった。引かれた相手に自分たちの思うようなサッカーができないなかで、ゴールが取れずに0-0で試合が進み、最後の最後に点を取られて負けてしまうというところが自分たちの弱さだった。欲を言えばあと1点取りたかったが、粘り強く2点目を取って折り返せたことは収穫だったと思う」
殊勲の瀧澤はこう語った。長いシーズン、自分たちが普段採っているやり方で相手の守備を崩して点を取れない試合は何回かあるもの。そこで焦れずにがまん、粘り強く攻撃を継続し、泥臭い形であっても結果としてリードを奪えたところに、早大ア式FCの年間を通じての成長がうかがえた。この日の八王子は一次攻撃だけでは崩れなかった。堅い守備を上回るしつこさが実を結んだ。
後半は3バックから4バックにフォーメーションを変更、攻撃的な形にシフトしてきた八王子の逆襲に遭った。後半5分には渡部碧にPKを決められ1点差に迫られるが、ここで早大ア式FCは動じずに試合を進めることができた。それも1点のリードではなく、前半のうちに2点差にしておけたからかもしれない。結局、後半12分に早大ア式FCはDF西井のゴールでダメ押し。失点後の対応を失敗しなかったことで白星につなげることができた。
「夏の中断期間でフェスティバルの参加も含めて1点、2点を取ったあとに失点してしまい、そこから同点、逆転という形で負けたこともあった。その反省を踏まえ、1失点しても連続で失点しない、自分たちから崩れないというところを共通認識として持つようにしていた。夏に実感した弱さを、今日は3点目を取ることで克服できたのはよかった。今日は若干ではあるが、まさに自分たちの弱い部分に向き合えた試合だったと思う」(瀧澤)
あと5試合全勝で関東大会進出をめざす
これで早大ア式FCは同じ試合数の2位・TOKYO2020に勝ち点1差と迫る3位をキープ。関東社会人サッカー大会出場圏内の順位を維持したままのフィニッシュも見えてきた。
「いまの順位としても残り5試合、全部勝たないと昇格戦(関東社会人サッカー大会)に臨めない。自分たちは毎年昇格戦に出場しながら敗れるという悔しい想いがあるので、リーグ戦はマストで5連勝して抜けていって、なるべく昇格戦にいい状態で臨めるように、あと5試合戦っていきたいと思う」
瀧澤は力強くこう意気込みを述べた。悲願の関東2部昇格に、リーグ戦と関東大会準決勝までを合わせてあと8試合、引き続き全力で戦っていく。
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