本番に向け都内で練習 東京選抜
写真:山口コーチを中心に本番に向けて練習を行った東京選抜。
関東予選1回戦(対神奈川)を19日に控える東京選抜は16日、都内で約1時間ほど汗を流した。チームは先週末に福島県で2泊3日の合宿を行い、そこで初めてメンバー全員が揃い、戦術やセットプレーの確認、練習試合をこなし、あらかたやるべき作業は終えた。福田監督は「予想以上に合宿で落とし込めたので、今日は本番に向けての顔合わせ、平日にひとつ刺激をいれておきたかっただけ。特別何か新しいことをやるという目的はなかった」と話した。
この日は選手13人が参加し、山口ヘッドコーチの指揮のもと、ボールポゼッションやタッチ数を制限したパス回し、コート3分の1程度を使った狭いエリアでの7対7など、徐々に強度を高めながら個人、チーム戦術を確かめ合った。急遽、体調不良でチームから外れることになったMF滝沢(エリース)に代わり、招集が決まったFW上村(東京Uプラス)もすべてのメニューを消化した。
練習後、2018年以来のメンバー入りを果たした東京海上のMF堀田は「普段の所属チームとは違う関東リーグのメンバー、若くて勢いのある選手たちと一緒に戦えることは楽しみ」と抱負を述べ、初戦の神奈川戦に向けては「トーナメントはイレギュラーなことが生じたり、ビハインドになることもある。うまくやろうというより、ピッチの中で起きる現象に対してチームワーク、一体感をもって向き合い、対応できれば勝てると思う」と語った。
福田監督は「神奈川は独特の雰囲気があり、くみしづらいし、勢いに乗せてしまうと厄介。相手の雰囲気にのまれないようにしたい。正直、このメンバーで勝てるのかなという不安の方が大きいが、でもこのメンバーで負けたくない、勝たせてあげたいという気持ちは強い。先を見ずに一つずつ戦っていきたい」と話した。
チームはあす都内で軽い調整練習を行ったあとに埼玉県内に移動。19日の神奈川との初戦に臨む。
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