写真：相手ゴール前でドリブルを仕掛けるN.の千葉剛大。

【東京1部】FC N. 3－0 Intel Biloba

　開幕2連勝同士の一戦をN.が制し、3連勝とした。社会人ならではのパワーで向かってくるBilobaの網をかいくぐるのにN.は前半一苦労。それが18分に意外な形、相手のオウンゴールで先制した。それを引き出したのは左サイドのMF龍前。スペースに出たボールをワントラップせずにGKとDFの間にグラウンダーのクロス。相手守備陣に構える余裕を与えない迅速なクロスが敵GKのキックミスを誘発し、それが自陣ゴールに戻りかけた味方にぶつかりネットを揺らした。

　1－0で迎えた後半は地力の差が徐々に鮮明に。同点ゴールを目指すBilobaの背後のスペースをカウンターで突き、行ったり来たりを繰り返すうちに敵陣にスペースはどんどん生まれ、サイドからチャンスを量産。74分にゴール前のこぼれ球をFW岡本が押し込み、終了間際にはMF千葉剛が3試合連続ゴールを流し込んだ。

　それ以外にも前半はMF宮原の左足から届けるセットプレーのチャンスで、ボールがポストやバーに当たるなどゴール未遂が2、3回。2連勝同士とはいえN.が点差以上に上回ったゲームだった。

Bilobaは勢い続かず初黒星

　前節、早大を逆転で破り2連勝を飾ったBiloba。今節も大学生を相手に勢いを持ち込みたかったが、前線のFW奥津や大澤にボールが収まらず、特に前半はシュート1本のみ。

　ハーフタイムに梅津、住川を同時に入れて活性化を図ると、要所で個々の輝きは見られたがチームとして攻守に戦うN.には対抗できず。終盤は足が止まって失点を見送るだけの他人任せの緩慢さもあり、2失点。通算成績は2勝1敗となった。

・【ハイライト】FC N. 3－0 Biloba

東京都社会人サッカーリーグ1部

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