写真：ベスト4入りを果たし、地域CL出場権を獲得したつくばの選手たち。

　全国社会人サッカー大会3日目は23日、佐賀県佐賀市・鳥栖市の2会場で準々決勝の4試合を開催。 関東勢で唯一8強入りしたジョイフル本田つくば（茨城）はジェイリースFC（九州／大分）に3－1で勝利し、ベスト4入りを果たした。そのほか、FC刈谷（東海／愛知）、アルテリーヴォ和歌山（関西／和歌山）、FC徳島（四国／徳島）が勝利し、あすの準決勝進出を決めた。

　なお、今大会ベスト4以上に与えられるJFL昇格をかけた「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ」への出場権（最大3チーム）は、ジョイフル本田つくば、FC刈谷の2チームが獲得（和歌山、徳島はすでに取得済み）。そのため空いた1枠にはJリーグ百年構想クラブの栃木シティ（関東／栃木）に出場権が与えられることになった。関東からは1部リーグ優勝のVONDS市原（千葉）、ジョイフル本田つくば、栃木シティの3チームが出場する。

つくば快勝 2013年以来2度目の地域CLへ

　勝てばベスト4、県リーグ時代に全社枠で出場した2013年以来となる地域CL出場権獲得となるジョイフル本田つくば。その大事なゲームを落ち着いて進めた。相手の後方からのつなぎを前線からのプレスでタイミングよくはめていき、32分にショートカウンターから青木が決めて先制。さらに38分にもFKから青木が頭で合わせて追加点を奪った。

　2点リードの後半は相手の焦り、ファウルを誘って数的優位を得て、途中、元日本代表のFW我那覇に1点を返されたが慌てずにゲームを進め、78分には今季関東リーグベストイレブンにも選出された鍬田が左足で3点目を奪って勝負あり。つくばが3－1で快勝し、ベスト4入りと共に全国地域CL出場権を獲得した。

・刈谷、和歌山、徳島も4強入り

全国社会人サッカー大会準々決勝

• ジェイリースFC 1－3 ジョイフル本田つくば
• FC刈谷 5－0 KMGホールディングス
• ヴェロスクロノス都農（※）0－1 アルテリーヴォ和歌山（※）
• FC徳島（※）2－1 FC延岡AGATA
• ※全国地域CL出場権あり

10/24 準決勝対戦カード

• ジョイフル本田つくば － FC刈谷
• アルテリーヴォ和歌山 － FC徳島

大会日程・トーナメント表
・第59回全国社会人サッカー選手権大会
日本サッカー協会 公式サイト

【全国社会人サッカー大会】
全国9地域の代表31チームと開催地（佐賀県）代表1チームの計32チームが10月20日から5日間に渡ってトーナメント方式で優勝を争う。優勝から4位までの条件を満たした（最大）3チームにはJFL昇格をかけた「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023」への出場権が与えられる。試合時間は80分で、同点の場合はPK戦で勝敗を決める。