エリース完敗 凸凹ピッチに攻撃停滞
写真:開幕戦を0-3で落としたエリース。
関東1部東京23FC 3-0 エリース東京
昨季は2部を断トツで制し、先日の東京カップでも準優勝を果たしたエリース。だが、2017年以来となる1部復帰初戦は0-3という幕開けに。山口監督は「相手が思った以上にはっきりしたサッカーをしてきて、なおかつピッチコンディションが良くなくてうちの選手はやりづらそうだった。すべてが悪い方向にいってしまった」と肩を落とした。
開始からわずか1分30秒たらず、クロスからのヘッドを決められて失点。1部と2部の差について山口監督は「それほど差はない。シュートやクロスといったフィニッシュにかかわる質くらい」といったが、ゲームの入りが緩く、寄せの甘さからそのクロスをあまりに簡単に上げさせてしまったことが高くついた。
そこから持ち前のパスワークにいつものこだわりを見せて反撃に転じたが、天然芝のピッチにはデコボコがあり、途中、自ら相手にボールを渡す場面も散見。次第に丁寧、安全が先走ると、今度は思い切りや加速が薄れ、90分を通して決定機といえば後半から入った松岡がゴール前に飛び込むシーンくらいだった。
「ピッチのことをどうこう言うのは弱いなと思うが、とはいえ初見でアウェーの難しさを感じたのも事実。1部の戦いに慣れている相手、彼らの戦いにのまれてしまった」(監督)
このあとは来週水曜日にJFL・クリアソンとの社会人代表決定戦(天皇杯予選)があり、その週末には昨季王者のVONDS市原との第2節が待つ。監督は「ここで3連敗するようだと、この先の相手が自信を持ってわれわれに臨んでくる。少しでも良い結果にしていかなくてはいけない」と険しい表情で話した。
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