写真：後半に追加点を奪い、両手を広げて喜ぶ東京23の半田。

　関東サッカーリーグは6日、1部、2部ともに各地で第1節1日目を行い開幕した。昨季1部9位で辛うじて残留を果たした東京23は2部から昇格を果たしたエリースに3－0で快勝。前半早々に村上宗太郎、後半には半田ゲンヤが追加点を奪い、試合終了間際には神田志樹がPKを決めてダメ押した。次節、東京23は東京国際大学FC（埼玉）と、エリースは昨季優勝のVONDS市原（千葉）と戦う。

早々先制で主導権 エリースに自由与えず

　2部から昇格のエリースに東京23がいきなり先制パンチを浴びせた。開始わずか2分、左サイド深くへボールを運んだ主将・松本のクロスを中央に走り込んだ村上が頭で叩き込んで先制弾。この「先制点を取れたのがすべて」と小松監督がいうように、以降ゲームを手中におさめた。

　デコボコが目立つピッチコンディションに手を焼くエリースを尻目に、東京23は激しい守備で相手のパスワークを遮り、その奪った勢いのまま敵陣に駆け込んだ。

　後半もそんな形がゴールに結実。開始わずか6分、速攻で左サイドを福本がドリブルで仕掛け、引っ張り倒されてFKを獲得。そのセットプレーのこぼれ球を半田が蹴り込んだ。

　自陣からつなぐエリースとは対象的に相手のボールを奪うことに注力、奪ったボールはへたにつながずドリブルで速攻。そして空中を活用しての2得点。この日は強度、走力、戦術いずれも東京23に分があった。「エリース対策などは特になく、本当に自分たち。今日のピッチコンディション、相手のやり方を見て、選手がピッチの中で判断して戦ってくれた」と監督は選手を絶賛。

・エリース完敗 凹凸ピッチに攻撃停滞

　終了間際にも突破を試みた神田がエリア内で倒されてPKを獲得し、それを自ら決めてダメ押しの3点目。「3－0というこの自信を次につなげたい」（監督）。昨季はもがいた東京23がホームで内容、結果ともに最高のスタートを切った。

関東リーグ1節結果

［1部］

• 東京23FC 3－0 エリース東京
• 東邦チタニウム 1－1 東京国際大学FC
• ジョイフル本田つくば 1－0 南葛SC
• 東京ユナイテッド 2－0 桐蔭横浜大学FC
• VONDS市原 1－0 ヴェルフェ矢板

［2部］

• アヴェントゥーラ川口 2－3 tonan前橋
• 流経大ドラゴンズ 1－1 日本大学 N.
• 境トリニタス 0－0 COEDO KAWAGOE
• 厚木はやぶさ 2－2 横浜猛蹴
• 日立ビルシステム 1－0 エスペランサSC

関東サッカーリーグ

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