東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:23江戸川は11点を奪ってTUAに大勝。

東京都リーグニュース

残留争いの直接対決は23江戸川に軍配

写真:23江戸川は11点を奪ってTUAに大勝。

MATCH REPORT後藤 勝

<東京1部:T.U.A. 3-11 23FC江戸川>

 17位(勝ち点8)の東京23FC江戸川と19位(同3)のT.U.A.SCとの1部残留をめぐる直接対決は11-3という思わぬ大差に終わった。

 TUAは前節敗れはしたものの手応えのあった3-4-3を継続して採用。しかし、これがうまく機能しなかった。ボランチの背後にスペースが空きがちで、そこを衝いた23江戸川が前半から得点を重ねた。23江戸川の石部監督は「相手が丁寧につないで前進してくるのはわかっていた。そこを食いに行こう、ショートカウンターで行こうと言っていたことを信じてやってくれた」と、準備した戦術を的確に遂行した選手たちを讃えた。

 10分、TUAのボランチのラインでのパスミスを回収したMF古幡が右ニアへと豪快に決めて先制。これで勢いづくと金野が前半だけでハットトリックを達成するなど45分間で4-0。

 さらにリーグ戦全体を通じての得失点差を挽回するために大量得点を狙いたい23江戸川は、手綱を緩めず、コンディション不良で先発を回避していた得点ランクトップを走る及川を後半開始から投入。この及川が序盤の6分間で2得点を挙げ、試合を決めた。

 その後も前半に退場者を出して、ひとり少ないTUAを相手に、23江戸川は途中出場の菊地の2得点や及川のハットトリック達成など、最終的には11ゴールを記録。ただ、数的優位を考慮して守備の人数を減らし、攻撃的な3-4-3にシステム変更したあとは4得点を奪ったものの3失点を喫するなど、その時間帯に限って言えば得失点差は+1と効率はよくなかった。

 それでも得失点差を8挽回した結果は上々。「ぼくらはN.戦で0対8の大敗を喫していて得失点で借金が数多くあったので、1点でも多く点を獲ること、失点ゼロでということはハーフタイムで確認して臨んだ。ぼやっとしたところがあったのか無失点で終えられずそこに課題が出たが、及川が後半の立ち上がりから獲ってくれるなど、途中から入った選手たちも結果を残してくれたのはよかったかなと思う」(石部監督)と、前向きな感触を携え、あと4試合となった終盤戦に目を向けていた。
【後藤勝】

及川、3得点の活躍 得点ランクトップ
TUA大敗 残留厳しく

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