東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:大一番で失点が止まらず大敗したTUA。

東京都リーグニュース

TUA大敗 残留厳しく

写真:大一番で失点が止まらず大敗したTUA。

【東京1部】TUA 3-11 23FC江戸川

つなぎ狙われ前半だけで4失点

 残留を争うライバル同士の一戦。開幕から未勝利のTUAとはいえ、ここで勝てば残留に希望が見えたが、その大一番で11失点大敗。「ほぼ決まってしまった」とチームを取りまとめるMF糸川は肩を落とした。

 大方、ゲームの行方は前半で決まってしまった。こだわりの自陣から足元でつなぐビルドアップを狙われ、相手陣地にボールを運ぶ前にプレッシャーを受けて凡ミスが発生。そこを簡単にゴールに直結されるなど、江戸川の餌食になって前半だけで4失点。

 はたから見れば、大きく前線に蹴り出して全体のラインを押し上げてひっくり返した方が良さそうな気もするが「そこは第二の選択肢。うちは高さもないし、長いボールを蹴っても相手のCBに跳ね返されてそれがそのままスルーパスになる現象が起きる。だったら学生が足元の技術を身につけるという意味でも下からつなぎ、相手を剥がしながら前進することに取り組んでいる」と糸川はいう。

 ただ、結果的にはそれが仇となり前半はシュート0で、相手に11本を撃たれて4失点。さらに主将のMF甲斐が42分に二度目の警告を受けて退場になるなど散々。さらにもうひとつ付け加えるなら、この日は主力の社会人選手の参加が少なく、酷暑の中で交代要員がゼロ。前半というより試合前にある程度結果は見えていた面もあった。

 案の定、後半は疲弊と集中力低下が顕著で7失点したが、3点を取り返す意地も見せた。残り4戦を全勝しても勝ち点は15と現実は厳しいが、それでも東京のチームが関東リーグに昇格した場合など、降格圏で終えたとしても最終順位によっては残留の可能性もあるにはある。糸川は残り4戦に向けて「まずは1勝を」と必死に前を向いた。

残留争いの直接対決は23江戸川に軍配
及川、3得点の活躍 得点ランクトップ

東京都社会人サッカーリーグ1部

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