東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:敵陣でボールをキープしようとする東京海上のFW藤沢。

東京都リーグニュース

東京海上 スコアレス発進 アストラとドロー

写真:敵陣でボールをキープしようとする東京海上のFW藤沢。

東京1部東京海上 0-0 アストラ

攻撃陣不発も監督は無失点を評価

 2年ぶりの優勝を目指す企業チーム東京海上はアストラとの開幕戦でスコアレス発進。村上監督は「勝ち点1を取れたというより、残りの勝ち点2を取りきれなかった試合」と苦い表情で初戦を振り返った。強風が吹き荒れる中、風上を選択した前半は押し込みながら得点を取れず、後半は守備陣が奮闘しながらも1点が遠いまま終えた。

 それでも失点0で終えたことを監督は評価。「去年は引き分けに持ち込めず、勝ち点1すら取れない試合が多かったことを考えると、前向きに捉えたい」

 昨季は8位という順位ながら総失点39で19チーム中、失点数はワースト6位。降格チームとさほど変わらぬ失点の多さが目立った。この日は新加入のGK山田の奮闘、ケガから復帰のCB高岡の統率力は確かに去年にはなかったプラスの要素だ。

 とはいえ、互角に近いゲームで結局勝ち点3を掴み取れないままでは優勝は絵空事になる。攻撃陣は10番堀田が抜けた大きな穴があるとはいえ、持ち味のサイド攻撃や前線からのプレス、ショートカウンターなどの好機は少なく、セットプレーでの単発的なチャンスにとどまった。

 後半途中から切り札としてピッチに入ったFW田中は「局面打開、攻撃にアクセントをつける役割で入ったが、いい形を作れぬまま終えてしまった。攻撃のバリエーション、厚みを強化していかないとこの先はちょっと厳しいという危機感がある」と正直な胸の内を明かした。

 次節は八王子との一戦。せっかく守備の安定がもたらされたのだから、攻撃陣には形うんぬんよりもまずは泥臭く勝ち点3につながるゴールが求められる。

東京都社会人サッカーリーグ1部

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