東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:失点が膨らんだ初戦。チームを鼓舞するMF岸。

東京都リーグニュース

BANDELIE、最終的には大差の負けも前半は善戦

写真:失点が膨らんだBANDELIEの初戦。チームを鼓舞するMF岸。

MATCH REPORT後藤 勝

<東京1部:EDO 6-0 BANDELIE>

 東京都社会人サッカーリーグ1部に初昇格となるFC.BANDELIEが、セミプロ集団の強豪EDO ALL UNITEDに真っ向勝負を挑んだ。最終的には6点を奪われて敗れたが、現時点での持てる力をすべてぶつけていったとわかる内容のグッドルーザーぶりだった。

 純粋なアマチュアクラブのBANDELIE。しかしプレシーズンに相当、戦術を整備してきたことが見てとれた。基本的にはミドルブロックで構え、隙のない状態を維持しながら、相手陣に入ってボールを失った場合、自陣に入り込まれた場合と、状況に応じた守備をあらかじめ練り上げていたようで、前半のほとんどの時間帯に関しては、選手たちにまったく迷いは感じられなかった。

「そもそも、ぼくたちがチャレンジャーというところで意思が統一されていたからこそ、戦術も統一出来たのかなと思う」と言うのは、クラブ代表も務めるMF岸。「完成度で言えばまだまだブラッシュアップ出来るところがある」と伸びしろを自覚、今後の成長を視野に入れていた。

 実際、前半45分間に関しては、失点場面を除けばBANDELIEの側に瑕疵は少なく、個の能力が高いEDOとの、その力の差を感じさせない拮抗した内容だった。フレッシュだった最初の20分間は相手陣に進入するシーンも目立ち、その後の20分間も失点するまでは構えた守備の安定感が光っていた。ただ後半にあっさりと追加点を与える場面があり、時間の経過とともに失点場面以外にもスペースが生じていき、最後まで保たなかった。岸はEDOとの差をこう認識していた。

「突出した武器であったり、輝くものというところは、プロとして活躍していた選手もいる相手との差があったのかなと思う。そういった部分は自分自身を含め、いまからでも、少しでも磨いて対等に戦えるようになっていく必要がある」

 走力やスピードといった強度に関わる要素はEDOに分があり、90分間を通して保つことが出来ていた。FW吉馴にほぼ独力で運ばれ決められた4失点目などはまさにその差が出た格好だった。しかし「失点するまではいいペースで運べていたが、失点してからどこか矢印がひとつになれていなかった」(岸)という反省も重要。自分たちにベクトルを向け、改善していけるのではないか。

EDO、多彩な攻撃で白星発進 セットプレー強化実る

 白眉は前半16分、相手陣でEDOがパスをつなごうとするところで奪ったシーン。岸は「前から嵌めようと意図して嵌められた。そこはチームとして狙ったところがちゃんと形になった」と、手応えを感じていた。岸のシュートは至近距離でブロックされたが、1部の舞台でやろうとしていたことを表現した経験は実になるはずだ。

 2部時代は1部昇格を意識してそれが心理的にプレッシャーとなることもあったが、1部にやってきたからには、立場はチャレンジャー。練習からよく声が出て元気いっぱい、1部を戦う喜びに充ち、ポジティブな雰囲気で戦えたことも収穫だろう。

「残留という言葉ではなく、もちろん頂点をめざしていくので、来週にSHIBUYAさんとの試合があれば(※SHIBUYAの東京カップ2次戦準決勝敗退で次週開催決定)もちろん勝ちに行く。試合はすべて勝ちに行くというチームの方針で今後もやっていきたい」

 岸はこう前向きに語った。勝つつもりで準備するからこそいいプレーが実現する。ここからの成長が楽しみになる、BANDELIEの都リーグ1部デビューだった。

東京都社会人サッカーリーグ1部

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