写真：厳しい表情でピッチを去るクリアソンの米原ら。

【JFL】クリアソン新宿 0－4 武蔵野U

「相手の守備が5枚でも4枚でも戦える準備をしてきた」と成山監督がいうだけあって、序盤は武蔵野の新システム・3－4－2－1に対応すべくプレスが効果を発揮し、奪ってからのパスワークも滑らかで「自分たちのフィールドプレー、流れの中のプレーは良かった」（監督）という内容。それでも前半にセットプレーから2失点を食らった。1失点目のショートコーナー、2失点目の低い弾道のFKと、武蔵野のひとつ変化を加えたゴール前へのクロスに対しての対応が甘かった。

　0－2で迎えた後半は、監督が「ホームだし点を取りに行かなくてはいけない。（同システムの）相手の最終ラインに対してプラスワンの状況を作ろう」とゲームに入らせたそうだが、その逆転への強い意思が裏目に。51分に前のめりの状況で敵陣でボールを摘まれると、逆にマイナスワンに近い状況に陥り、カウンターから簡単に押し返されて痛恨の3失点目を食らった。さらに60分にもセットプレーから4点目を失い、ホームでの逆転勝利への筋書きは完全に遠のいた。

　終盤はFW佐野だけでなく、後方のDF鈴木のミドルシュート、DF米原のヘッドなど総動員で得点を奪いに行ったがネットは揺れず、ホームで迎えた東京ダービーは屈辱の0－4の敗戦。監督は「応援に来てくれた人をがっかりさせてしまい、選手たちにも恥をかかせるようなスコアにしてしまった」と唇をかんだ。

・【ハイライト】クリアソン 0－4 武蔵野U

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