写真：4点快勝を飾った東京蹴球団。

【東京1部】東京蹴球団 4－0 東京海上

　前節の敗戦を受けて試合前に選手だけでミーティングをこなした成果があったのか。主将の廣澤が戦列に戻ったことが大きかったのか。2得点2アシストと全得点に絡む活躍をみせたFW政森は「チームがブレかけた時に廣澤がうまくまとめてくれた。いい方向に向いた。文句なしの内容」と今日の出来に満足した。

・政森決められず 東京蹴球団は2敗目

　開始1分もたたずに政森に好機が訪れた。東京海上の3バックの脇を突いてMF酒井からクロスが入ると、中央で右足で押し込んだ。ストライカーの1点でチームは勢いに乗ると、ここから全体が躍動。「この暑さの中で自分たちは単純に走るだけでなく、ボールも動かせた。相手の方が技術はあったが、体力を奪うことでクオリティーも奪えた」（政森）。

　14分には政森のアシストから萩原が追加点を決め、18分には政森がポストプレーで組み立て、そこから前線に走って再びエリア付近でリターンを受けると、左足で豪快に決めて早くも3－0。

　後半は当然必死に追いかける東京海上の反撃も浴びたが粘りの守備で無失点を保ち、終盤は仕事の都合で遅れたCB成田が入って再度手綱を締めると、終了間際には政森のパスをエリア内で受けた途中出場の宮原がDFをかわして左足でダメ押しの4点目。

　最初から最後まで今日は東京蹴球団の思い描いた通りのゲーム展開で、まさにストライカーが言う通り「文句なし」の内容、快勝だった。

東京都社会人サッカーリーグ1部

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