東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:開始7分に先制ゴールを決めて喜ぶアローレの泉。

東京都リーグニュース

アローレ、前半の2点で“ダービー”制す

写真:開始7分に先制ゴールを決めて喜ぶアローレの泉。

【東京1部】アローレ 2-0 八王子FC

 山の上にある戸吹スポーツ公園の夕方ともなると肌寒い。温暖な昼間に合わせた春の服装では過ごしにくい気候だが動けばそれほどでもなく、選手も審判団もハードワークし、熱気溢れる一戦となった。

 試合は序盤にアローレ八王子が押す展開。前半7分、10番橘田が左から右へと振った浮き球を、大外でフリーになった9番の泉主将が右足で一閃。長めの距離のシュートに八王子FCのGK渡辺は反応すら出来ず、このボールは対角線のゴール左隅に突き刺さりアローレが先制した。試合開始前、円陣に加わるタイミングを若干遅らせてでもルーティンをこなし、集中力を高めていた準備が実った。

 八王子FCはパスをつないで前進するがなかなかゴール前に進入出来ない。それでも前半29分、39分、43分と三回ほどいい位置での直接フリーキックがあったがことごとく決まらず無得点。対するアローレは37分、ゴール前中央のフリーキックでいち早くウラに抜け出した15番尾崎が自身の背後から来るボールをヘディングで捉えて追加点。アローレの2点リードでハーフタイムに入った。

 4-2-3-1のアローレに対して3バックの最終ラインが余りがちになり、ワイドの選手の上下動も非効率的になっていた八王子FCは後半4バックに変更。スピードのある13番河内を最前線に据えて反撃に出るが、途中、22番高橋が筋肉系の負傷で退くなど波に乗り切れず、2点のリードを活かしてボールを運び、陣地回復に努めるアローレの前に最後まで得点を挙げることが出来ず、スコアが動かないままタイムアップの笛が鳴った。

 2連勝のアローレと1勝1分の八王子FCの対戦は「八王子ダービー」ということもあり、共に負けられない一戦という構図だったが、軍配は要所を抑えたアローレの側に上がった。
(後藤勝)

八王子、より高いレベル目指し今季に挑む

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