武蔵野、終了間際に痛恨失点 滋賀との再試合は0-1
写真:最後はGK伊藤も攻撃参加した武蔵野だが得点は奪えず0-1で惜敗。
日本フットボールリーグ(JFL)の横河武蔵野FCは24日、ホームの味の素フィールド西が丘でレイラック滋賀と対戦。0-0で迎えた後半追加タイムに滋賀のFW菊島卓に決勝点を奪われ、0-1で敗れた。この試合は7月6日に雷により途中中止となった再試合で、90分ゲームとして前半キックオフから行われた。武蔵野の通算成績は3勝4分け10敗の勝ち点13で14位。次節は9月1日にアウェーでラインメール青森と戦う。
終盤、勝利へ勝負も裏目 勝ち点1すら取れず
5試合勝利がなく、約1カ月ほどの中断期間中にはシステム変更や失点の多さを改善するための守備強化に取り組んできたという武蔵野。この日はGK伊藤が初先発し、前線にはケガから復帰の川戸を久しぶりに先発で起用。その2人の最後尾、前線での奮闘、さらにはチームとして取り組んだ諸々の効果もあってか、ゴールこそ奪えなかったが、失点0の時間が続き、ゲームは互角の展開のまま動かなかった。
勝負に出たのは84分。石村監督は一気にFW田口、MF小野寺、鈴木龍、DF谷本の4人をまとめて投入。勝ちに行くメッセージとも取れる采配は直後の小林のヘッド、田口の折り返しに小野寺が突っ込む決定機、さらに谷本もヘッドでゴールに迫るなど伝わるものがあった。
【写真】ケガから復帰の川戸は途中、顔面を負傷しながらも懸命にプレー。
だが、仕掛けた分だけリスクが生じるのもまた勝負事。追加タイム5分というまさに終了間際。自陣ゴールキックを跳ね返されると、高く保ったDFラインの背後をカウンターで突かれ、最後はCB大桃のファウル覚悟のスライディングも及ばず滋賀のFW菊島に決勝点を蹴り込まれた。
結果的には勝ち点3を取りにいったがゆえに勝ち点1すら取り逃がしたが、それも結果論。最後の最後までどちらに勝負が転がるかという好試合だったのも確かで、石村監督は「選手は今やれることはやってくれた」と評価。一方で「最後に勝ちきるには途中で足がつってしまった選手もいたし、もっとコンディションを上げていくことが必要。それと途中出場の選手たちがフレッシュな部分をもっと吐き出すことが必要になる」とあと一歩の勝利への課題を挙げた。
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