東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:後半にゴールを狙う東京UのFW岡田。

関東リーグニュース

東京U、最後に失点 南葛に2戦2敗

写真:後半にゴールを狙う東京UのFW岡田。

関東1部南葛U 0-1 南葛SC

走り止めず果敢な攻めもゴール遠く

 4月14日の第2節で南葛に0-2で負けた借りをこのホームゲームで返すつもりだった東京Uだが、0-0の後半追加タイムにゴールを許して敗戦。今季の対南葛は2戦2敗となった。それでも前回は試合後の取材に応じなかった監督が、今回は応じた分だけ、内容には語れるだけの成長があったということだろう。

南葛が東京Uに1-0勝利 終了間際に決着

 前半は南葛の巧みなダイレクトプレーの連続に前からのプレスも空振りに終わった。相手のボールの動きをひたすら追う展開で、前半は辛うじて無失点で抑えたものの後半は暑さの影響と共に疲弊していく。そんな絵が浮かんだ。

 だが福田監督は「(後半も)まったく落ちなかった。それぐらいは鍛えているし、それも含めてプラン通りに試合を運べていた」という。とはいえ「落ちないだけじゃだめ。やっぱりそこから攻撃に転じて仕留めるまでの力がほしい」とも。

 後半は後方からシンプルに長いボールを前線に蹴って、走って、圧力をかけ続ける正攻法のサッカーで自らの距離感を作り、逆に選手同士の距離感が乱れた南葛のつなぎを表に出させなかった。ボールを奪えばショートカウンター、ロングカウンターでイレブンは駆け出し、再三ゴールの匂いが漂った。

 ただ、エリア内の決定機で杉山のシュートタイミングが一瞬遅れて打ち損ねたり、ゴール前のクロスにあと一歩が届かなかったり、岡田のシュートがGKの好セーブに阻まれたり、パスミスでカウンターを繰り出せなかったり・・・。1本、一瞬のクオリティのなさが積み重なった。

 結果的に最悪でも勝ち点1、あわよくば勝ち点3を取れそうなゲームで、最後に自陣左サイドで滝沢が相手を手で押し倒す安易なファウルでFKを与えて失点というオチ。「技術的なミス、判断ミスは仕方がないと思うが、滝沢のプレーは明らかに怠慢だった」と監督が苦言を呈した通り、ゲームの流れ、時間帯、場所を考えると余計だったことは否めない。

 これでチームは4試合ゴールなく3連敗。それでも今は選手の主体性を大事にもう一度チームを作り直している段階らしく「もう少し、もうちょっとじゃないですか」。苦い敗戦の中にも監督は前進を実感している様子だった。

【ハイライト】東京ユナイテッド 0-1 南葛SC

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