東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:試合を見守るアローレの山田監督。

東京都リーグニュース

アローレ山田監督「目指すはもっと上」5位で今季終了

写真:試合を見守るアローレの山田監督。

 東京1部のアローレ八王子は30日のリーグ最終戦でGIOCOに1-2で敗れ、5位で今季の戦いを終えた。昨季終盤から監督に就任し、初めてフルシーズンを戦い終えた山田監督は「選手は前向きに最後までやりきってくれた」と感謝を述べ、成績については5位という上位で終えながらも「目指しているところはもっと上になる」と悔しそうに振り返った。また今季終盤には新しいホームグラウンドが完成し、「チームにとって大きなプラス要素になった」とも話した。主な一問一答は以下の通り。

アローレ4位届かず 最終戦GIOCOに黒星

── 今季は最終的に5位で終えた。この順位についての感想は。

「先ほど試合が終わって選手に伝えたが、まずは自分が新しい監督として初めてフルシーズンを戦い、その初めてのことに対して、選手たちは前向きに最後までやりきってくれた。そこは感謝を伝えた。一方でこの順位に関しては、当然目指しているところはもっと上になるし、そこは反省材料として選手がどう向き合うか、クラブとしてもどう求めていくかが大事になる。毎年、この時期にどのクラブも掲げている課題だと思うが、これらを一人ひとりがどれだけ真摯に受け止めて、より上を目指して来季に向けてやっていけるかだと思う」

── 監督が今シーズン通してこだわったこと、やろうとしたことは。

「一番は攻撃的にいくこと。その攻撃の時間を長くするためにも、いい攻撃をするためにも、守備の強度が必要になるし、粘り強くやらなくてはいけないと言い続けてきた。いかに攻撃的に戦えるかが大きなテーマだった」

── その手応えは。

「色々な選手に対してポジションをコンバートしたり、やったことがないポジションをやってもらった。こちらの提案に対してきちんと応えてくれた選手が多かったし、大きな発見と共にシーズンを戦えた。ここから次のシーズンとなった時、もし既存の選手が多く残ってくれればそれは大きなアドバンテージになって来季を迎えられると思う」

── 監督自身の来季については。

「まだ決まっていない。これからクラブと話し合うことになる」

── 今季はリーグ終盤に新しいグラウンド環境ができた。チームに与えた影響は。

「まず自分たちのホームグラウンドができたということで、選手の活動時間がコントロールしやすくなった。やはり公共施設を使わせてもらうと、どうしても時間に制限があり、仕事をしている選手たちは練習に来れないなどの問題があった。それが、時間をずらして練習ができるようになったし、選手のコンディションも整えやすくなった。すごく大きなプラス要素だと思う」

── 来季の選手獲得やチーム作りにも大きなアドバンテージになるか。

「選手からすると、ハード面は大きな魅力のひとつだと思う。あとはこの八王子という地域、このクラブ、熱いサポーターがいる環境で、東京都リーグで活躍したい、勝負したいという選手がどれだけいるか。とはいえ、われわれとしては、縁があってこの環境を整えてもらって、勝負をすることができるので、そのことに感謝しながら来季に向けて前進していくのみだと思う」

── 来季の指揮を採るかはまだ未定とのことだが、現段階で来季トップ3に入るためにはチームとしてどういった成長、取り組みが必要になるか。

「チームとしては『攻撃的に行く』ことを掲げているので、より多く攻撃に出るためにも今より守備の強度は絶対に上げていかなくてはいけない。あとは個人の成長もそうだが、選手間のコミュニケーションの質を高めたり、苦しい時に崩れかけているもの、傾いているものを立ち直らせるリバウンドメンタリティが必要になる。そこは大きな課題のひとつ。やはり技術は自分の意識で何とでもなるし、この環境があれば簡単に下がることはない。いかに自分自身に矢印を向けて、日々自分と向き合えるか。そういったところが、来季を勝ち抜くための大切な要素になると思う」

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