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最年長小椋が決勝点「気持ちで押し込んだ」
写真:右手を突き上げて笑顔を見せる小椋。
【東京2部1B】Criacao Procriar 1-0 明治学院
膠着状態を最後に打破したのは32歳、チーム最年長の小椋だった。78分にウィングバックとしてピッチに送り出され、迎えたアディショナルタイム2分。CKの流れから、右サイドで小坂が上げたクロスに頭から飛び込んだ。「小坂はいいクロスを上げられるし、FWがニアでつぶれるのは決まり事。僕は飛び込むだけだった」と小椋。
とっさのシーンでありながらその決め事があったからこそ、自然の動きの一歩に鋭さがあり、FW鈴木がDFを引き連れてニアでつぶれた背後のスペースにしっかりと相手よりも先んじて頭を突き出せたのだろう。「最後は気持ちで押し込めました」とベテランは頬を緩めた。
今季はリーグ序盤こそスタメンを張っていたが、徐々に途中出場の機会が多くなり、前節のTOKYO2020との大一番は出番がなかった。それでも「気持ちを切らさずトレーニングをこなし、こういうチャンスをしっかりものに出来て良かった。残り3試合も全力を出せるようにまたトレーニングからやっていきたい」と優勝に向け、ラストスパートに入った。
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