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警視庁、勝ち切れず 後半ペースダウン
写真:悔しそうな表情を浮かべながら引きあげる警視庁のイレブン。
【東京2部3B】警視庁 2-2 慶應BRB
勝てば優勝に望みがつながる大一番で、開幕8連勝の慶應を相手に勝てもしなかったが、負けもしなかった警視庁。引き分けという結果に鈴木監督は「内容的には勝ち切りたかった」と正直な胸の内を明かした。
前半はほぼ自らのペースでゲームを進行。プレスが冴え、ショートカウンターが鋭く、早々のMF杉の先制点に加え、同点に追い付かれた直後にもCKから吉澤のヘッドで勝ち越してハーフタイムを迎えた。
それが後半は珍しくペースダウン。自慢のハードワークに陰りが見え、「今までにない落ち方をしてしまった。そこは相手の修正力やプレスの剥がし方が上回っていた」と監督。65分に同点ゴールを許すと、70分に10番の藤田、72分にベテランのFW佐藤を投入するなど勝ち点3獲得へ強い意思を示したが、スコアは動かずタイムアップ。通算成績は6勝3分け1敗となり、優勝は難しい状況となった。
それでも就任1年目の指揮官は「可能性はゼロではない。今日でまたスタメン3人が転勤でいなくなってしまうが、得点力も上がってきたし、ここから新しいスタートを切ってもうひとつ上げていきたい。伸びしろはある」と語った。
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