写真：終盤に3点目を蹴り込むSHIBUYAの轟木。

【東京1部】CERVEZA 1－3 SHIBUYA

　優勝へ向かうチームの勢いが数的優位のセルベッサを上回った。開始わずか6分、SHIBUYAは山内の蹴ったCKをニアに入ったDF景山が頭で合わせていきなり先制。しかし、そのわずか4分後、DF岩沼がセルベッサのFW中島の決定機を阻止して一発退場となり、残り80分を10人で戦うことに。

　それでもボールポゼッションと主導権は譲ったSHIBUYAだが、自陣ゴール前の守りは強固に決定機を作らせず、虎視眈々とカウンター狙い。

　迎えた後半、またしても先にネットを揺らしたのはSHIBUYA。54分に左サイドをドリブルで持ち上がった水野のアーリークロスは一旦ゴール前を通過したが、大津がギリギリのところでボールに追いつき再びゴール前にクロス。中央で待つ伊藤がバウンドボールを冷静に左足で蹴り込み追加点。リードを2点に広げた。

　その後は81分にセルベッサの恩田にCKから1点を返されたものの、85分にはカウンターから河西がドリブルで持ち上がり、左サイドへ展開。駆け上がったFW轟木が左足を振り抜き、試合を決定づける3点目。SHIBUYAが冷静な試合運びでセルベッサを3－1で下し、勝ち点を42に伸ばして首位に浮上した。

　敗れたセルベッサは1人多い状況ながらもゴール前の崩しに工夫が少なく、頼みのFW中島も不発。相手の思惑にはまると共に、勝利への執念でもSHIBUYAを上回れず、3試合勝利なく勝ち点25で暫定7位につけている。

・SHIBUYAが単独首位に浮上

東京都社会人サッカーリーグ1部

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