東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:後半ロスタイムにゴールを決めて駆け出すCriacaoのFW鈴木。

東京都リーグニュース

Criacao Procriar 全勝対決制し10連勝 東京2部

写真:後半ロスタイムにゴールを決めて駆け出すCriacaoのFW鈴木。

 東京2部1ブロックは3日、開幕5連勝のTOKYO2020 FCと同9連勝中のCriacao Shinjuku Procriar(クリアソン シンジュク プロクリアル)の全勝同士の一戦を行い、Criacaoが後半追加タイムによる鈴木の決勝点で3-2で競り勝ち、開幕10連勝とした。TOKYO2020は6戦目で初黒星。なお、同ブロックは明治学院スカーレットも開幕10連勝を飾っており、得失点差で首位。勝ち点で並ぶCriacaoは2位で、両者は9月24日に戦う。

白熱の攻防最後まで Criacaoが制す

 さすがは開幕から無傷の両者だけあって、開始からスピーディーな展開。9分にTOKYO2020は縦を鋭く突いてFW浜田がシュートに持ち込めば、直後にCriacaoもFW中山がDFラインの背後を取ってシュートに持ち込む。均衡を破ったのは16分。CKのこぼれ球をTOKYO2020の長谷が押し込んで先制した。以降、前半はCriacaoがボールを保持して押し込むものの、奪ってからの逆襲の鋭さと決定機の数ではTOKYO2020が上回り前半を1点リードで終了。

 だが、後半はCriacaoが反撃。口火を切ったのは昨季までJFLのクリアソンでプレーしていた大和田。58分に相手の懐にドリブルで突っ込んでPKを獲得。これをFW中山が落ち着いて決めて同点に追いついた。さらに足が止まる相手にCriacaoは攻勢をかけ、73分に中山の放り込んだクロスから最後はエリア内で粘った小坂が右足で蹴り入れて逆転に成功。

 それでも、ゲームは簡単に終わらない。1点リードのCriacaoは追加点を奪うか、守り切るか・・・。中途半端な心理が中盤にスペース、ギャップを生み、帰陣の遅れがちらほらと。逆にTOKYO2020は前を走る選手を簡単に使って迅速にゴールに迫り、79分にダイレクトでつなぎながら左の齊藤につなぐと、その齊藤がエリア内の内側に切り込んで右足で仕留めて同点。

 残り10分はどちらが決勝点を奪うかの1点勝負。どちらかといえば、同点に追いついたTOKYO2020が勢いそのままに一気に勝負を決めにいくが、Criacaoも最後の砦となるGK公文が懸命に立ちはだかってゴールを許さない。

 迎えた追加タイム3分。勝利の女神はCriacaoに微笑んだ。前線を走らせるように自陣から吉田が蹴ったロングボール。先に落下点にいたのはTOKYO2020のDF長谷だったが、GKに戻そうとしたボールがミスキック。奪い去った途中出場のFW鈴木がそのまま冷静にGKとの1対1を制し、ゴールに流し込んで決勝点。Criacaoが全勝同士の大一番を制し、開幕からの連勝を10に伸ばした。Criacaoの残り試合数は4。

途中出場のFW鈴木諦めず決勝点

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東京都社会人サッカーリーグ2部

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