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アローレ、好調東蹴に3-1 ベテラン勢活躍
写真:先制ゴールを決めたアローレのMF中村。
【東京1部】東京蹴球団 1-3 アローレ
互いに試合前の最大勝ち点は42。トップ3を狙う上では負けられない一戦をアローレが制した。
主力数人を欠いた東蹴はFW政森を前線に残し、残りの10人はほぼ自陣を埋めていながら、意外と密になれず、関係性も乏しいまま。逆にアローレは適度な距離感を保って東蹴のブロックの隙間を突いたり、広げたり、序盤からゲームを掌握した。
先制点は28分。敵陣左奥の相手のスローインを囲ってボールを奪い、そこから細かくつないで橘田が放り込んだクロスに、ベテランの中村が飛び込んで右足で決めた。橘田のDFの背後に届けるクロス、中村の動き出しからネットを揺らす一連の動作、どちらも上質なものだった。
後半早々にも左右の揺さ振りから及川がヘディングで加点して2-0。だが、一方で守備は前半から東蹴のFW政森を目がける一本槍の同じパターンに何度もやられそうになる体たらくで、75分にはそのパターンで結局失点して1点差。
追いつかれるか、逃げ切るか、突き放すかの1点勝負の状況となったが、それでも前節に続きまたしても途中出場のベテランFW林が決めた。
88分、青野が左から右足でゴールに向かう鋭いクロスを入れると、エリア内にサッと現れたFW林が力強いヘッドを叩き込んで3点目。アローレがベテラン勢の活躍で貴重な勝ち点3を獲得。
試合後の順位は東蹴が勝ち点21で4位につけ、アローレは東蹴よりも1試合少ない状況で同21で並び、5位に付けている。
・東蹴、連勝ストップ 4戦ぶり黒星
・【ハイライト】東京蹴球団 1-3 アローレ
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