東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:33分に先制ゴールを決めるN.の宇宿。

東京都リーグニュース

N.は今季最多8点&無失点 江戸川に完勝

写真:33分に先制ゴールを決めるN.の宇宿。

【東京1部】23FC江戸川 0-8 FC N.

先制点でスイッチ 勢い止まらず

 パワーの使い所をわきまえ、且つ、そこでしっかりと得点に結びつけるあたりはさすがリーグトップを走るチーム。N.が今季最多の8点を奪う大勝を見せ、暫定首位の座をしっかりと守った。

 開始から一方的に攻めていながら、FW青木らが決定機を決め損ねて0-0のまま時間は推移。そうこうしているうちに反撃の機会を全くつくれなかった江戸川に1本、2本とシュートチャンスを与えて嫌な雰囲気もチラついた。しかし33分、エリア内右でボールを受けたMF宇宿が左足を振り抜いてようやく先制点。

 この1点でひとまず落ち着き、ここからじっくり攻めに入るかと思われたが、N.はここから1段どころかギアを2段ほど一気に上げてきた。

「ここで畳み掛ける、エネルギーを使うということをチームは共通認識として持っていた。横よりも縦を選び、素早く攻めることを意識した」と10番の千葉武。

 先制点からわずか1分ほど。自陣でボールをつかんだGKから攻撃をリスタートさせ、途中ダイレクトパスを織り交ぜながらあれよ、あれよと右サイド深くまで侵攻。そこから中央を経由し、相手にボールを一度も触れさせぬまま最後はMF龍前が右足でゴールを完結させた。

 さらに2-0ならまだしも、前半のうちに千葉剛大が決めて3-0とすることで、相手の心も大きくへし折った。

 後半は3点のリード、さらに暑さの影響もあって並のチームなら淡々とプレーしたはず。だが若いイレブンは自分のアピールに貪欲で旺盛。後半に5点を追加したうちの4点はいずれも途中出場の面々で、自分も、自分も、と必死にアピールに走った。守備陣も最後まで集中して無失点を達成し、90分文句なしの8点完勝だった。

10番千葉が3戦ぶり復帰 1アシスト

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