写真：Bilobaは後半に大澤がゴールを決めて1－0で勝利。

【東京1部】Intel Biloba 1－0 東京蹴球団

外から梅津が突破口 大澤が決勝点

　CB成田ら長身ディフェンスが立ち並ぶ東京蹴球団の関所を突破してゴールに辿り着くには、やはり正面よりもサイドからということになる。突破を託されたのは右ハーフの小柄な梅津。前半から中央で185センチのFW奥津が相手と空中戦のバトルを繰り広げつつ、その脇から何度か突破を試みた。

　0－0のまま迎えた58分、梅津は右サイド深くでボールを受けると、寄せてくる東京蹴球団・須貝の股間を抜いて切り込んでいき、ゴールへの道筋を描いた。「相手が前に出て寄せてくるのはわかっていたので、フリックで抜けるイメージがあった。股を抜いて突破できたので、あとはGKとCBの間に流し込めば今日の（スリッピーな）ピッチなら絶対何かが起きると思った」と梅津。

　何かを起こそうと思った梅津に対し、中央で呼応したのはFW大澤。「ボールが来ると思ったのでニアに突っ込んだ。膝で押し込むだけだった」と相手のスライディングで若干コースが変わった浮き球を膝で押し込み、今季初ゴールをゲット。チームもそのまま1－0で勝利し、東京蹴球団との5位・6位対決を制した。

　大澤は「ずっとFWでスタメンで使ってもらっていたので、ようやく点が取れてよかった。ここからもっと上位に食い込んでいきたいし、自分自身も点を取っていきたい」と話した。

東京都社会人サッカーリーグ1部

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