東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:終了間際にPKを決める東蹴の成田。

東京都リーグニュース

東蹴DF成田 養和DF関野 一問一答

写真:終了間際にPKを決める東蹴の成田。

 14日に行われた東京1部の三菱養和-東京蹴球団の試合は2-2の引き分けに終わった。東京蹴球団が前半を1-0で折り返したが、後半に三菱養和は秋元、伊藤が決めて逆転。だが、最後に東京蹴球団は成田がPKを決めて追いついた。東京蹴球団は6試合を終えて勝ち点9で7位、三菱養和は7試合を終えて同6で13位。試合後の東京蹴球団・DF成田、三菱養和・DF関野との主な一問一答は以下の通り。

DF成田一輝

東京蹴球団

── この勝ち点1をどう捉えているか。

「チームとして前半無失点で折り返すことを意識している中で、今日はそれができたし、さらに1点も取れて前半に関してはベストな展開だった。後半は相手がメンバー交代して勢いも出てきて、ベンチも含めて盛り上がっている中で少し受け身になってしまった。最初の失点は中央からやられてしまったし、中央でやられるというのは僕ららしくない。それにそのあともすぐに連続失点してしまったし、いい時はあそこで踏ん張って相手の勢いを消すことができるのに今日はそれができなかった。ただ、最後に交代選手含めて点を取りに行くぞっという雰囲気の中で、あきらめずにシュートを撃ち続けてPKを取れたのは良かった。そこはチームとして頑張れたところだと思う」

── 今日はなかなか自らのペースに持っていけなかった。

「FW政森のサポートが足りなかった。彼が胸トラップで収める場面が多かったが、中盤の選手、DF陣含めて顔を出す場面が少なかった。彼が落としたボールをシンプルに逆サイドに展開するでもいいし、もう少し彼の近くに人を増やさないと。あとはセットプレーが相手に警戒されていた。相手は途中で自分にマークを2人付けてくることもあったし、大事なところをケアしてきた。逆にうちとしては単純に放り込むだけではなく、ひとつクッションを入れるとか、低いボールとか、対策を立ててくるチームに対してもっと工夫が必要だった」

── 最後にPKで追いついたことは次につながるのでは。

「これが逆の展開だったら『勝ちゲームだったのに』となっていたが、今日はうちの良さがなかなか出せない中で、最後に勝ち点1を取れたことはポジティブに捉えることができる。それと追いかける展開でロスタイムを迎えても、自分が前線に上がって簡単にロングボールを放り込むとか、パワープレーとか、そういった選択をするのではなく、自分たちのやろうとしているサッカーを最後まで続けられたことも良かった」

── PKを蹴るのは珍しいのでは。

「今年はリーグが始まる前から練習試合のあとにPKをそれぞれが蹴って、キッカーを決めてきた。今日は僕か政森だったが、政森があの時間にはベンチに下がっていたので僕が蹴った。1点差の場面だったし、どうしても決めたいと思っていたので、自分が蹴らしてもらった」

【ゲームハイライト】 三菱養和 2-2 東京蹴球団

DF関野太聖

三菱養和SC

三菱養和 DF関野太聖

── 勝ち点3が取れない状況が続いてしまっている。今日の勝ち点1をどう捉えているか。

「今日は勝ち点3が取れる試合だったと思うし、正直、取りたかった。残留はもちろん上を目指すためにもリーグ前半のうちに勝ち点を積み上げておかなくてはいけないし、今日の勝ち点3が勝ち点1になってしまった結果は、今後に響いてくる。そういった話をチームのミーティングでもした」

── ゲームの流れとしては悪くなかった。東蹴を相手に手応えもあったのでは。

「相手が蹴ってくるチームなので、そこに付き合わないようにした。前節の試合も敗れはしたが、足元でつなぐサッカーが段々とできていたし、今日の試合で1トップで出たFW秋元は大学で一緒にやって特徴もわかっていたし、彼もようやく馴染んで前線で収められるようになってきた。練習を通しても引間や佐藤を中心に養和のスタイルというのがようやく出来てきた印象だったし、今日の東京蹴球団を相手にできた前半のサッカー、後半のドリブルやダイレクトプレーで得点につなげることができたのは自信になると思う」

── 守備面も相手の得意な空中戦で好きにさせなかった。

「相手の得点パターン、得意としているところはわかっていたので、そこは全員で注意していた。折り返しのボールだったり、競り合いのチャレンジ&カバー。そこは僕とCB小池を中心にしっかり話していたところだったので、うまく対応できたと思う」

── ここからしっかりと勝ち点3を取っていかなくてはいけない。

「ケガ人、ベテラン、若手と色々な選手がいる中で、今年は本当に今までとは違う雰囲気、チームで戦うということが出来ている。ただ、勝ち点3を取れるところでしっかりと取らなくてはいけないし、負けそうな時に勝ち点0を1に変える、本当にそういった勝ち点の積み重ねが大事になる。僕らは強いチームではないが、やはり三菱養和というクラブでやっているプライドを忘れずに戦わなくてはいけないし、次の試合もそこは変わらず戦いたい」

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