写真：前半に先制点を決めて喜ぶ東京Uのイレブン。

　関東サッカーリーグ1部は4月1日に関東各地で開幕。昨季2位の東京ユナイテッドはホームの文京区・小石川運動場で2部から昇格した桐蔭横浜大学FC（神奈川）と戦い、室崎雄斗のゴールで1－0で勝利した。東京23FCも1－0で東邦チタニウム（神奈川）に勝利。南葛はあす開幕戦を迎える。

東京U序盤に先制 後半ピンチも逃げ切り

　昨季2位に終わった東京ユナイテッドが、悲願の初優勝へ向けて白星スタートを切った。前半は大学生を相手に運動量、球際で上回り、奪ってからのパスワークも後方から追い越していく選手を簡単に使いながら、幅と奥行きをうまく活用して押し込んだ。

　13分、CKのチャンスを得ると、一度は相手に跳ね返されたが、そこから再度攻撃を作り直して近藤が左奥にクロス。CB香西が頭で中央に折り返したボールに室崎が頭から突っ込んでゴールネットを揺らした。

　だが、1点リードで迎えた後半はトーンダウン。大学生のカウンターや推進力に押されて自陣エリア内で危ない場面が続き、途中、10番のMF伊藤を投入するなど、ベンチも戦況打開を図るが相手をいなすことはできず。

　29分には室崎がエリア内でようやく決定的なシュート、さらに終盤にはゴール前で髙橋がヘディング、米田がドリブルでゴールに迫るが、それでも追加点はなし。むしろ香西ら守備陣の奮闘が光る形で1点を守り切る辛勝。内容よりもまずは結果の開幕戦でしっかりと勝ち点3を挙げた。

・【ハイライト】東京ユナイテッド 1－0 桐蔭横浜大学FC

関東サッカーリーグ1部

• 東京23FC 1－0 東邦チタニウム
• 栃木シティFC 2－1 東京国際大学FC
• ジョイフル本田つくば 3－1 流経大ドラゴンズ
• 東京ユナイテッドFC 1－0 桐蔭横浜大学FC
• 南葛SC 0－1 VONDS市原FC

KSL順位表

• 関東サッカーリーグ（KSL）