境は2度目の挑戦で準決勝突破 FW結城が2得点
写真:ゴールを決めて喜ぶ境のFW結城(右)と主将のDF坂場。
【関東大会準決勝】作大FC 0-2 境トリニタス
昨年は準決勝で途中10人となったヴェルフェ矢板に逆転負けを喫して涙をのんだ境トリニタスが、大会2度目の挑戦で見事決勝進出、関東リーグ昇格をつかんだ。
序盤から大学生の作大FC(作新学院大)に中盤で潰しの強さを見せつけ、相手が得意とする裏への速攻を発動させず、自らのペースに持ち込んだ。それでも前半にはDF西野のヘッドがポストに、後半にはCKの流れから主将のDF坂場がプッシュしたボールがゴール寸前で掻き出されるなど、あと一歩のところで得点を奪えない嫌な流れが続いた。
だが、そんな雰囲気を68分にFW結城が払拭。左からドリブルで持ち込んだ佐藤のクロスを高い打点でヘッドをねじ込みついに先制点。さらに84分には佐藤のシュートのこぼれ球を再び結城が反応し、豪快に蹴り込んで決勝進出、関東リーグ行きを決定づけた。
現役時代にはプロの世界でストライカーとしてゴール前の技術を磨き上げてきた眞中監督も「試合前のミーティングで彼に伝えたが、今日もこぼれ球にこだわること。彼のゴールはたまたまではないし、やり続けている結果。彼のこだわりが出てくれた」と2得点のストライカーを称えた。
これで初の関東リーグ昇格が決定。監督は「昇格を決めることができてホっとしているが、まだ明日の決勝が残っているし、優勝と準優勝では意味合いが違うものになる。勝って終わりたい」とかぶとの緒を締めた。
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